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2007年9月24日のブックマーク (2件)

  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 司馬遼太郎「歴史のなかの邂逅」全四巻

    司馬遼太郎作品はすべて僕の書架にある。いずれ時間ができれば「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「街道をゆく」「項羽と劉邦」「花神」「菜の花の沖」あたりを手はじめに、ただひたすら再読しながら過ごしたいと思う。 この「歴史のなかの邂逅」は「歴史上の人物の魅力を発掘したエッセイ188篇。時代順に集大成」として最近編まれたもの。膨大な司馬作品へのインデックス機能にもなっている。作品の「あとがき」や、出版直後に自著について書いたり語ったりしたものが収録されているところが、とてもいい。 「歴史のなかの邂逅」第四巻冒頭に、「坂の上の雲」の単行全六巻についた「あとがき」が並べられている(ちなみに文庫版は全八巻で、八巻の巻末に六篇の「あとがき」がまとめて収録されている)。 先日書いたブログに関連する司馬自身の文章があったので、ここに引用しておく。 この作品は、執筆期間が四年と三ヶ月かかった。書き終え

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 司馬遼太郎「歴史のなかの邂逅」全四巻
  • ユメのチカラ: ロックのいろは

    ロックと言うのはプログラミング上のコンベンション、慣用句みたいなもので、共有資源へのアクセスに対する同期のメカニズムとして利用される。 ある共有資源を複数のプロセッサ(あるいはプロセスでもいいけど)から同時に利用したいとする。変数に1を加えるという単純な動作ですら同期をとらないと正しい結果を得られない。 ロックはそのような同期を必要とする場面でよく利用される。ロックを取得したただ一つのプロセスのみその共有資源にアクセスできるようにするのである。 アトミックに値をセットしてテストする命令(test and set)を利用しロックが取得できるまでひたすらループして待つ、いわゆるスピンロックという単純素朴な方法がある。IA-32だとxchgという命令があって、あるメモリとレジスタの値をアトミックに(他のプロセッサに邪魔されることなく)行うことができて、それを利用する。例えば、0がロックされていな