世間は事業仕分け第2弾で騒然としている(かな? 執筆時点ではまだ始まっていませんが)頃と思います。いや、民主党の人気が急落したので、期待も何も萎んでしまっているでしょうか。 第1弾の頃に、事業仕分け反対の記者会見を行った学者先生の批判をしたらば(「大人のための理科教育で、一億総理系化を!」参照)、すっかり仕分け礼賛派にカテゴライズされた観のあるタナカ(仮称)です。しかし実は、今の事業仕分け、そんなに信奉しているわけではありません。 あれはザルだと思ううえに、予算削減の目標額も低すぎ、逆に増やしたほうが良いと思うものまで削られている印象もあるからです。また、浮いた予算を2010(平成22)年度予算では、ほかの用途に蕩尽してしまいました。 これでは、何のために予算削減を行ったのか、分かりません。昨夏の衆院選時の公約「ムダの排除」は、どこへ行ったのでしょうか。 それでも私は、事業仕分けは日本の民