11月に突如発表された「ユニクロの倉庫自動化計画」の全貌 ── その背景には、ファッション業界全体に広がる「物流自動化」という大きな課題がある。 【全画像をみる】ユニクロ柳井氏が物流革命を賭ける、創業8年ベンチャーの正体 自動化計画の一翼を担うロボットベンチャー、MUJINの滝野一征CEOに話を聞いた。 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(ファストリ)は11月、ロボットベンチャーのMUJINと提携し、物流倉庫の自動化を加速していくと発表した。 以前から提携していた物流機器大手ダイフクが、まとまって入荷した商品の検品、保管、出庫までを担い、個々の商品をそれぞれの店舗などの要望に合わせて箱詰めする“ピッキング”と呼ばれる最終工程をMUJINが請け負う。 倉庫の自動化に「王手」をかけた格好だ。 MUJINは、2011年に創業した日本発のロボットコントローラーメーカーだ。通常、ロボットは