大の歴史マニアとして知られる、ライフネット生命会長の出口治明氏。近著の『仕事に効く教養としての「世界史」』は、まさに教養とは何か、知性とは何かを教えてくれる珠玉の1冊。 多くの経営者が「教養」の重要性を口にされます。同じ文脈で、ビジネス書などより古典を読むことこそ、経営者を目指す人に大切とも言われます。 経営者を目指すなら経営書を読むべき。誰もがそう思うはずですが、実際に企業経営に格闘されている方々の多くが、教養の大切さを口にする。そこには、会話の引き出しという飾り的な意味以上のものを感じざるを得ません。 ライフネット生命保険会長の出口治明さんは、そんな論者の代表的な方です。自ら多くのビジネス書の著書を持ちながらも「天に唾して言うようだが」と前置きし、時代の評価に耐えて残ってきた古典こそ本物であると語られます。 出口さんの新著は『仕事に効く教養としての「世界史」』。ご自身、大の歴史マニアと