世界販売首位(2018年上半期)の自動車グループ、ルノー・日産・三菱アライアンスの代表を務めるカルロス・ゴーンが19日、日産の役員報酬を約50億円過小に申告したとして、金融商品取引法違反容疑によって逮捕された。 このニュースは海外でも大きく報じられ、「ニッサンゲート事件」などと呼ばれている。とりわけルノーの地元フランスのメディアが強く反応しているので、主要な記事を紹介したい。 「道徳0点」 日刊紙「ル・パリジャン」は「皇帝カルロス・ゴーンの失墜」と報じ、左派の週刊誌「ロプス」は「節度のない金銭欲と権力欲があだに」という見出しをつけて伝えている。 そんななか、左派の日刊紙「リベラシオン」は、表紙に写真付きで「カルロス・ゴーン 操行点はゼロ」と大々的に報じたうえで、次のような記事を掲載している。 「カルロス・ゴーンとその高額報酬。これは数年前から繰り返し浮上する話題だった。フランスでは上場企業