それは誰のためのものなのか 数年前から注目を集めている、“瞑想” を通じたマインドフルネス。いまやその市場は約1億3000万ドル規模にまで成長している。 ただ、現代社会に広がるそれは、本来の禅やブッダの教えとは「別物」。「カンバセーション」や「ファストカンパニー」をはじめ、多くのメディアがその広がりに警告を鳴らす。 瞑想アプリの登場でその実践かなり身近になった昨今。米誌「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、15年から18年までの3年間に登場した新しいマインドフルネス関連の瞑想アプリは実に2000種以上。 ただ、市場にはすでに寡占が生じている。全体の約85%のシェアを占めるのは「ヘッドスペース(Headspace)」と 「カーム(Calm)」の二大巨塔。2社間では、人々に「心の平穏」を売りながらも「激しいビジネスバトルが繰り広げられている」と同誌は報じている。
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