米国の雑誌「バイサイクリング」は先日、全米で最もサイクリングに適している街ランキングを発表し、1位に「ニューヨーク市」が選ばれた。前回行われた2年前のランキングの7位から一気に1位へと躍進したのには理由がある。 自転車シェアリングサービスの普及が背景に ニューヨーク市がサイクリングに適していると認められた背景には、2013年5月から開始された自転車シェアリングサービス「シティバイク」が順調に普及していることがあげられる。 金融大手シティバンクがメインスポンサーとして出資している「シティバイク」は、以前、IRORIOでもその内容をご紹介したが、会員になれば街のいたる所に設置された専用ステーションの自転車を24時間使うことができるサービスで、2014年5月現在で、約300カ所、5000台以上の自転車が配置されている。 事故も減少 開始から1年4ヶ月経過した現在まで、シティバイクでの死亡者は1人