政府が東京電力福島第1原発処理水の海洋放出の開始日を決めた22日以降、福島県沿岸部のいわき市に対して、ふるさと納税による寄付が急増している。市によると、寄付した人の約9割は返礼品に海産物関連を希望しており、「福島の漁業を少しでも支援したい」などのメッセージが寄せられている。 寄付は22~27日の6日間で915件、計約1734万円に上った。今年の平均は1日当たり約40件、計約90万円だったといい、件数・金額とも3~4倍ほどに増えた。返礼品はカツオやサンマの冷凍・加工品などが幅広く選ばれているという。 内田広之市長は取材に「処理水の海洋放出に伴い厳しいニュースが多い中、明るい話題だ。こういった応援が広がれば漁業関係者らの励みになる」と話した。 処理水放出は24日に始まり、中国からとみられる迷惑電話が福島を含め全国で相次いでいる。
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