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  • 【動画】唐辛子を食べまくるツパイ、なぜ平気?

    わざわざ辛いものをべる哺乳類は知られている限り、人以外ではツパイだけだという。唐辛子をべまくる映像は30秒前後から。(字幕は英語です) あなたは中国のツパイと同じくらいトウガラシをべられるだろうか? おそらく無理だろうが、最新の研究によれば、知られている限り、わざわざ辛いものをべる哺乳類は人間とツパイだけだという。 中国の研究チームは、中国南東部の熱帯雨林に暮らすツパイにおいて、トウガラシの辛み成分であるカプサイシンの感受性が低くなっていることを発見し、7月17日付けの学術誌「PLOS Biology」で発表した。 論文によれば、ツパイでは感覚神経にある「TRPV1(トリップ・ブイワン)」というカプサイシンの受容体が変異していた。TRPV1は哺乳類の舌や喉にあり、酸や熱、カプサイシンを感知すると、痛みとして脳に警告を発する。(参考記事:「トウガラシが辛いのは菌類を撃退するためだった

    【動画】唐辛子を食べまくるツパイ、なぜ平気?
    tama_lion
    tama_lion 2018/07/20
    別種だけどアルコール好む種(ハネオツパイ)もいるし、ウツボカズラをトイレにするし、ほんとへんな動物だな
  • 【動画】鳥の前でコロンと転がる可愛いマングース | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    厳しい弱肉強の世界に生きる動物たち。しかし彼らは、時に思わず笑ってしまうかわいらしい一面を見せることもある。 今回紹介するのは、南アフリカ共和国サビサンド私営動物保護区で撮影されたコビトマングースの愉快な動画だ。野生動物の生中継映像が見られるウェブサイト「ワイルドアース」が公開したもの。マングースの子どもがサイチョウの仲間の鳥、ミナミキバシコサイチョウに何度も近づき、気絶したようにコロンと転がる様子が収められている。鳥の方は、大して気にも留めていないようだ。(参考記事:「【動画】ヤギがブランコで「気絶」、原因は遺伝」) 「10分くらいそうしていたでしょうか」と話すのは、動画の中で笑い転げていた声の主、タイラー・マカーディ氏だ。ワイルドアースのサファリガイドを務めている。「こんな瞬間には、もう二度と出会えないんじゃないかと思います」 遊び好きなマングース カブトムシ、オポッサム、ヘビなど、

    【動画】鳥の前でコロンと転がる可愛いマングース | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 飼育カエルを売れば、野生のカエルを救えるのか?

    エクアドルの環境保護活動家がカエルの違法取引に対抗するために取った手段が、物議を醸している。というのも、彼らは自らカエルの販売に乗り出したのだ。 これを始めたのは民間企業ウィキリに勤める生物学者たち。野生のカエルを捕るかわりに、研究室で繁殖させたカエルを供給することで、ペットとして闇市場で取引される希少なカエルの値段を下げようとしている。(参考記事:「絶滅種のカエルを13年ぶりに再発見、エクアドル」) 同社は2011年から商業目的で希少なカエルの繁殖を行っている。現在は12種を飼育しており、これらは北米、日、欧州諸国に1匹当たり約600ドルで輸出される。AFP通信によれば、同社が販売するカエルは年間およそ500匹。一方、中南米全域から輸出され、世界中で販売されている野生のカエルは年間7000匹にのぼるという。(参考記事:「50年で200種が絶滅、愛すべきカエル写真13点」) ウィキリは、

    飼育カエルを売れば、野生のカエルを救えるのか?
  • 【動画】衝撃の結末、ヘビ対ヤモリのバトル

    ソーネット・ナンペットさん(31歳)がタイで自分が勤めている工場のうしろの森を歩いていたとき、木にいたヘビを追撃する2匹のトッケイヤモリ(Gekko Gecko)に気がついた。 彼はその3匹に近づいて、携帯電話で撮影すると、ヘビのお腹のあたりがヤモリの形に膨らんでいた。 ナンペットさんが地元のメディアに語ったところでは、彼と友人はそのバトルにしばらく釘付けになったという。ヤモリはヘビに追い討ちをかけ続けた。1匹は木の枝から近付き、もう1匹はコンクリートの柱の上のほうから忍び寄った。窮地に追い込まれたように見えたヘビが逃げたため、ナンペットさんはそのバトルを刺激しようと棒でヘビを突っついた。 すると、あっという間にヘビは鮮やかな赤い色をした3匹目のヤモリを吐き戻した。(参考記事:「【動画】タコとカニの水中バトルが衝撃の結末に」) 米フロリダ自然史博物館、爬虫両生類部門の学芸員であるマックス・

    【動画】衝撃の結末、ヘビ対ヤモリのバトル
  • コウモリの結合双生児、ブラジルの森で発見

    結合双生児のコウモリの赤ちゃん。ブラジルの林床で見つかった。(PHOTOGRAPH BY MARCELO NOGUEIRA, LABORATÓRIO DE CIÊNCIAS AMBIENTAIS, UNIVERSIDADE ESTADUAL DO NORTE FLUMINENSE) 「1人よりも2人の頭で考える方がいい」ということわざがあるが、良いことばかりではないようだ。体が結合したコウモリの双子(結合双生児)についての珍しい事例が、学術誌に報告された。(参考記事:「頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明」) 今回発表されたコウモリの結合双生児は、2001年にブラジル南東部のマンゴーの木の下で見つかった。その時にはもう死んでおり、発見者がルラウ・ド・リオ・デ・ジャネイロ国立大学のコレクションに寄贈。先月、ノルテ・フルミネンセ・ダルシ・リベイロ州立大学のマルセロ・ノゲイラ氏らが学術誌

    コウモリの結合双生児、ブラジルの森で発見
  • 【動画】人も怖いがピューマも怖い、声で逃げ出す

    ピューマにラジオの政治討論の声を聞かせると驚いて逃げ出す――そんな論文が科学誌「英国王立協会紀要B」に掲載された。 人間は、自然の中でピューマに遭遇することを恐れている。しかし、ピューマはそれ以上に恐ろしいようで、人間の声を聞いただけで仕留めたばかりの獲物を捨てて逃げるほどだ(通常、ピューマは数日にわたってその獲物をべる)。 人間という「最上位捕者」の声を聞いたピューマは、事の時間を半分以下で切り上げて逃げ出すことが多くなる。そして、その場所に戻ってくるまでの時間も長くなる。(参考記事:「【動画】ピューマの赤ちゃんが誕生、米LA郊外」) ピューマに人間の声を聞かせる実験 この調査が行われたのは米国カリフォルニア州のサンタクルーズ山地。開発の進んだ地域なので、ここで暮らすピューマにとって人間社会との接触はほぼ避けられない。(参考記事:「ロサンゼルスの住宅地にクーガーが出没」) 以前の研

    【動画】人も怖いがピューマも怖い、声で逃げ出す
  • 【動画】なぜかライバルのヒナを育てるワシ

    ワシが巣の中で、ライバルの鳥であるノスリのヒナを育てている珍しい様子が、カナダのブリティッシュ・コロンビア州で発見された。生物学者や愛鳥家は、ヒナが成鳥になるまで生き延びることができるのか見守っている。 育てる側のハクトウワシと、育てられているアカオノスリはどちらも猛禽類で、来なら激しくいがみ合うライバル同士だ。過去に、両者が壮絶な死闘を繰り広げる様子がビデオに撮影されたこともある。地元の専門家によると、今回のようなほほえましい異種間交流は、この地域では過去に2回しか観察されたことがない。(参考記事:「動物大図鑑 アカオノスリ」) 見つかった場所は、ショール・ハーバー渡り鳥保護区。ベイマツの木の上にあるハクトウワシの巣の中で、一回り大きなハクトウワシのヒナ3羽と一緒にアカオノスリのヒナが親鳥からエサを与えられていた。 この珍風景は、ハクトウワシの母性能のなせる業かもしれない。 巣を監視

    【動画】なぜかライバルのヒナを育てるワシ
  • 27年一度も人と接触せず、ある森の「隠者」の真相 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    米メイン州オーガスタのケネベック郡上位裁判所に連行されるクリストファー・ナイト。彼は森の中にひとりで暮らし、所有者が不在の別荘で盗みを繰り返していた。(PHOTOGRAPH BY ANDY MOLLOY, KENNEBEC JOURNAL, AP) 1986年、20歳のクリストファー・ナイトは、米マサチューセッツ州の自宅から車でメイン州へ向かい、そのまま森の中へと姿を消した。彼は深い森の奥にテントを張って暮らし、近隣の別荘から盗んだものをべて生き延びた。30年近く、他人と会話をすることはなかったが、最後は障害者用のサマーキャンプ場に盗みに入ったところを逮捕された。 人は何をきっかけに世捨て人となるのだろうか。ナイトはただ単に、孤独を好む反社会的な人間だったのだろうか。それとも彼の行動のどこかに、我々が学ぶべき教訓があるのだろうか。「ナショナル ジオグラフィック」誌にも寄稿しているジャーナ

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    tama_lion
    tama_lion 2017/04/13
  • 温暖化対策の主導権が中国へ?トランプ大統領令で

    再生可能エネルギーが急成長する中国の武漢で、屋根の上に太陽光パネルを設置する作業員ら。(PHOTOGRAPH BY GIULIA MARCHI, THE NEW YORK TIMES, REDUXトランプ米大統領は3月28日、オバマ政権時代の気候変動対策を大幅に見直す大統領令に署名した。この問題で世界をけん引してきた米国は表舞台から立ち去ろうとしている。代わりに、今後は中国が温暖化対策で主導権を握ることになりそうだ。 オバマ前大統領の取り組みは、2015年にパリの気候変動枠組条約締約国会議で採択された、米国の二酸化炭素(CO2)排出量削減目標を達成しようというものだった。(参考記事:「【解説】COP21「パリ協定」勝ち組になったのは?」) 対してトランプ大統領令では、国内発電所のCO2排出量を規制するという環境保護局のクリーンパワー計画を撤回するほか、炭素排出によって将来起こりうる社会

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  • 幻のヘビを64年ぶりに発見、世界一希少なボア

    ボア科のなかでは世界で最も希少とされるクロパンズボア(Corallus cropanii)が、ブラジル、サンパウロ郊外の急速に縮小しつつある大西洋岸森林で発見された。 1月21日、リベイラ渓谷において、この体長1.7メートルほどのメスを見つけたのは地元の農家だった。写真家のジョネ・ホリス氏によると、これは1953年以降では、初めて発見された生きた個体だという。(参考記事:「銀色の新種ヘビ発見、絶滅の恐れも、バハマ無人島」) 何十年もの間、謎に包まれていたこの希少なヘビを見つけるために、地元の人々の協力を仰ぐという作戦が功を奏した成果だった。(参考記事:「猛毒ヘビ「デスアダー」の新種を発見、豪州」) 米ミルウォーキー公立博物館の名誉学芸員で、爬虫両生類学者のロバート・ヘンダーソン氏は、「これは驚くべき発見です。実にすばらしい」と述べている。 得意なのは「噛みつき」 リベイラと呼ばれる地域に住

    幻のヘビを64年ぶりに発見、世界一希少なボア
    tama_lion
    tama_lion 2017/02/16
  • 【動画】舌で獲物を誘う毒ヘビ、初めて見つかる

    パフアダーは待ち伏せで狩りをする凶暴な捕者だ。この動画には、彼らが尾と舌の両方を使って獲物をおびき寄せる様子が映っている。爬虫両生類学を専門とする博士研究員、ザヴィエ・グラウダス氏が、南アフリカの動物保護区「ディノケン・ゲーム・リザーブ」で撮影。 世界で最も恐ろしいヘビの一種とされる、パフアダー(学名:Bitis arietans)の動画を見ていたザヴィエ・グラウダス氏は、ふいにあることに気づいて動画を巻き戻した。 「自分の見ているものが信じられませんでした」とグラウダス氏は言う。 パフアダーはアフリカに生息する毒ヘビの一種。動画のなかで、舌を伸ばし、先端をくるりと巻き上げていた。それはヘビがよくやる、あの周囲の状況を探るために舌をチロチロと出し入れする動作とは違っている。 まるで虫の動きをまねるように舌をわざとゆっくりと揺らし、近くにいるヒキガエルを誘っているように見えたのだ。 南アフ

    【動画】舌で獲物を誘う毒ヘビ、初めて見つかる
  • 【動画】衝撃、チンパンジーが元ボスを殺し共食い

    それはあまりに凄惨な光景だった。ボスとして群れを率いていたチンパンジーが、かつての仲間たちに襲われて、体の一部をいちぎられ、殺されたのだ。 チンパンジーの争いが時に殺し合いに発展することは、研究者の間では認識されていた。10年以上調査されているチンパンジーの生息地ではすべて、死に至る争いが報告されている。しかし、同じ群れの中での殺し合いは極めて珍しい。(参考記事:「人は人をべたのか、4つの事例を読み解く」) この事件は、1月27日付の霊長類学専門誌『International Journal of Primatology』で発表された。元ボスが殺された後の現場の様子を撮影した動画もある。チンパンジーが同じ群れの仲間を殺したという記録は、これを含めてわずか9例しかない。 「とても見ていられませんでした」と、報告書を共同執筆した米アイオワ州立大学の人類学者ジル・プルエッツ氏は語る。「その後

    【動画】衝撃、チンパンジーが元ボスを殺し共食い
  • 大手旅行サイト、動物アトラクションの販売を中止

    トリップアドバイザーの予約会社ビアターは、動物愛護の面で問題と言われてきた動物アトラクションのチケット販売を終了すると発表した。これには、イルカと一緒に泳ぐなどの体験を提供するものも含まれている。(PHOTOGRAPH BY NORBERT WU, MINDEN PICTURES) 旅行クチコミサイト大手の「トリップアドバイザー」とそのチケット販売会社ビアターは10月11日、野生動物を残酷に扱う観光地のチケット販売を終了すると発表した。これまでは旅行の宣伝時に動物愛護を考慮することに抵抗を示していたが、方針を転換した。 世界有数の人気を誇る旅行情報サイトであるトリップアドバイザーは、ゾウに乗ったり、イルカと泳いだり、トラなどの珍しい動物に触ったりできるチケットの販売を取りやめた。この動きは、ロンドンに拠点を置く動物愛護団体ワールド・アニマル・プロテクションが1年半におよぶ反対キャンペーンを

    大手旅行サイト、動物アトラクションの販売を中止
    tama_lion
    tama_lion 2016/10/17
    TripAdvisorの件の日本語記事
  • ゾウ大国ボツワナ、象牙取引の全面禁止を支持

    ボツワナは、窮地に立たされたアフリカゾウに最大限の保護を与える方針を発表。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 世界で最も多くのゾウが生息する国ボツワナが、象牙取引の禁止に向け舵を切った。 南アフリカ共和国ヨハネスブルクで183の国と地域が参加して開かれているワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)締約国会議で10月3日、ボツワナが、象牙取引禁止へ向けた世界の動きを支持すると表明した。 これは、条件付き取引を支持する他のアフリカ南部諸国と一線を画する決断だ。最新調査によると、ボツワナには13万頭と最も多く野生のゾウが生息しており、同国の方針転換は象牙問題全体に大きな変化を促すことになりそうだ。 「ゾウを保護するなら、象牙取引は廃止すべきとのコンセンサスが世界的に広がっています」

    ゾウ大国ボツワナ、象牙取引の全面禁止を支持
  • サルの睾丸、なぜ青い?

    旧世界ザルの中で最も大きいサル、マンドリル。赤道アフリカの熱帯雨林だけに住む、シャイで人前に姿を見せない霊長類だ。(PHOTOGRAPH BY GIULIANO DEL GATTO, ALAMY STOCK PHOTO) マンドリルやサバンナモンキー、パタスモンキーといった「旧世界ザル」のオスは、あそこのアクセサリーを見せびらかす傾向がある。この記事では、「一部のサルは、なぜ青い陰のうを持つの?」という読者からの質問に答えてみたい。(参考記事:男性生殖器に関する5つの研究) なぜあんなに青いのか? まず何よりも、彼らの青い睾丸は、性的欲求不満によるものではない。 また、ヒヒなどの霊長類の性器が赤くなる現象と同じように、ホルモンの変化によるものでもないと、京都大学霊長類研究所の野生生物学者フレッド・ベルコビッチ氏は語る。(参考記事:動物大図鑑:ヒヒ) 青い色について完全にわかっているわけでは

    サルの睾丸、なぜ青い?
    tama_lion
    tama_lion 2016/09/28
    チンダル現象って言いたいだけ感(タマの話だけど)
  • アフリカの絶滅危惧オオカミ、ワクチンで救える

    エチオピアのバレ山脈で、立ち上がって周囲を警戒するエチオピアオオカミ(学名Canis simensis)。(PHOTOGRAPH BY CAGAN H. SEKERCIOGLU, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 博士号を目指して研究していた1991年、クラウディオ・シジェロ=スビリ氏は、エチオピアの険しいバレ山地を調査のために歩き回っていた。探していたのは、エチオピアオオカミ(学名Canis simensis)。アビシニアジャッカルとも呼ばれる、世界で最も希少なイヌ科動物だ。(参考記事:「アフリカ最後のオオカミ」) 当時、エチオピアオオカミの個体数は1000匹を割っており、保護活動が急務だった。しかし専門家のシジェロ=スビリ氏でも、生きた個体をなかなか見つけられない。それどころか、エチオピアオオカミの死骸が点在する荒涼とした風景が目の前に広がっていた。 死骸から

    アフリカの絶滅危惧オオカミ、ワクチンで救える
  • 世界で増える野鳥の奇形、原因は新種ウイルスか

    米アラスカ州ホーマーで見かけたアメリカコガラ。鳥ケラチン障害に特徴的なくちばしの奇形が見られる。アラスカで1年を過ごすアメリカコガラは、この奇形が起こると羽づくろいができなくなり、餓死か凍死に至ることが多い。科学者たちはこのほど、アラスカ内外に広がっていると思われるウイルスが原因ではないかと発表した。(PHOTOGRAPH BY MARTIN RENNER) 米国アラスカ州にいる数千羽の野鳥で、くちばしが異常に伸びて湾曲する奇形が確認されている。この原因は長らく不明だったが、最新のDNA分析技術を用いた分析により、20年来の謎が解明に近づいている。 分析の結果、コガラウイルス(poecivirus、コガラ属のウイルスの意)という新種のウイルスが、コガラやカラスなどの鳥にくちばしの奇形を起こしている可能性があると判明した。くちばしがゆがんだ箸のように交差してしまうこともあり、そうなると餓死し

    世界で増える野鳥の奇形、原因は新種ウイルスか
  • 太古の絶滅フクロライオン化石を発見、新種

    ミクロレオ・アッテンボローイ(Microleo attenboroughi)の想像図。(ILLUSTRATION BY PETER SCHOUTEN) 酢は便利な液体だ。料理だけでなく、絶滅動物の発見にも使える。主成分である酢酸が、岩石から化石を取り出す化学処理に広く用いられている。このほど、オーストラリアの古生物学者が、この方法を用いて、石灰岩の塊から大昔に絶滅した2種の有袋類の歯と顎の化石を取り出すことに成功した。 まず、顎の化石の持ち主は、ティラコレオ(フクロライオン)科の肉有袋類の新種であることが判明した。これまでに発見されている近縁の動物に比べて非常に小さく、ハイイロリス程度の大きさだったと考えられる。 化石を発見し、新種であることを同定したオーストラリア、ニューサウスウェールズ大学の古生物学者アンナ・ギレスピー氏は、「あまりにも小さいので、当に驚きました」と言う。(参考記事

    太古の絶滅フクロライオン化石を発見、新種
  • ロシアのヒョウ復活へ、3頭を自然に放つ

    LAUREN C. TIERNEY AND JEROME N. COOKSON, NG STAFF, SOURCES: PETER GERNGROSS, BIOGEOMAPS; JOSEPH LEMERIS, BIG CATS INITIATIVE; ANDREW STEIN, LANDMARK COLLEGE AND IUCN CAT SPECIALIST GROUP; ANDREW JACOBSON, ZOOLOGICAL SOCIETY OF LONDON 現在、野生のペルシャヒョウの87パーセントはイランに生息しているが、カフカス地方でも目撃例があることから、おそらくは小規模な個体群がまばらに存在しているものと考えられる。(参考記事:「ソチ五輪マスコットの動物たち」) 「この計画が目指しているのは、イランに核となるひとつ目の大規模個体群、そしてロシアのカフカス地方にふたつ目の個体群

    ロシアのヒョウ復活へ、3頭を自然に放つ
    tama_lion
    tama_lion 2016/08/10
    復活?と思ったら、カフカスのペルシャヒョウの方ね
  • 魚類スキャン計画がスタート、約3万種完遂目指す

    ハチェットフィッシュの仲間(Thoracocharax stellatus)のスキャン画像。詳細なCT撮影の美しさと便利さがよく分かる。(ILLUSTRATION BY ADAM P. SUMMERS) 「サメやエイのような軟骨だけしかない魚が、硬い骨をもつ魚のように動き回ることができるのはなぜなのだろう?」。15年以上も前にこんな疑問を持ったことから、バイオメカニクスの専門家である米ワシントン大学のアダム・サマーズ教授の奇妙な知的探求の旅は始まった。 サマーズ氏はある日、トビエイがべるために貝を砕く方法を知ろうと、CTスキャンを利用してエイの骨格をデジタル化した。異なる角度からX線を照射し、得られたデータを組み合わせて3次元画像にすることで、エイの体内の構造を詳細に知ることができた。(参考記事:「エジプトのミイラ、新X線技術で撮影に成功」) このデジタル画像がエイの生物学的特徴や行動

    魚類スキャン計画がスタート、約3万種完遂目指す