行動経済学でフレーミングという考え方がある。ものごとを見るフレームは人によって違う。それは、人間というのは思い込みがあって、それによりものごとに対する判断が変わってしまうということでもある。 例えば、手術に先だって死亡率10%ですと言われるのと、生存率90%ですと言われるのでは受け取り方が違う。またアンケート取って好き嫌いが50%ずつになったとすると、半分が好きだとみるのか、半分もが嫌っているとみるかで違ってくる。このように人の見方で印象が変わってしまうことを言う。 なぜ、こんなことを言うかというと、いまビジネスモデルを書いたりしていると、どうもある種の「フレーミング」を行っているような気がしたからである。自分たちがやっているビジネスの捉え方、内外の環境を見ての評価、競合との位置関係などどれをとってもほとんどが意思とか願望が含まれているように思える。 ですから、ビジネスモデルは一義的に決ま
プロフィール|ピグの部屋ペタニックネーム:すだしん自己紹介:本を1冊、書き上げました。『次世代広告進化論』というタイトルです。ぜひ、手にとってみてください。 ...続きを見る
「ユニクロ」のファーストリテイリングが、国内の店長と本部の管理職ら約900人全員を数年以内に海外拠点に派遣すると報じられた。「グローバルで通用する人材を早期に育てること」が目的。その一方で、来日する外国人留学生に研修を受けさせ、即戦力として活用しようと考える会社もある。 大京「新卒採用の4人に1人は外国人」 中国などアジアの富裕層が有望客として浮上している日本の不動産市場。この動きを受けてマンション販売大手の大京では、2011年3月末までに年間5人程度の外国人を採用する予定だという。全体の新卒採用数は約20人、同期入社の4人に1人は外国人となる。 外国人顧客向けの商品企画力や販売力の強化がねらい。入社後はマンション販売に従事させながら、実務に必要な知識や資格を研修で取得させる。想定する求職者は、おもに日本の大学などで学ぶ「外国人留学生」だ。 現在、日本に留学している外国人は約13万人。この
以前、僕はアジャイルって受託開発との相性が最悪な気がする - GoTheDistanceというエントリを書きました。 工程が分断されてしまう開発方式を採用している場合は、よりリアルにシステムのビジネス上の価値を表現して伝えることができるアジャイルのメリットが活かせそうに無いというのが骨子。今でもその思いは変わりませんが、逆に言えば工程分断を脱却して企画から実装まで回せる体制になれば可能性はある、とも思っていました。 そんな中、永和システムマネジメント社様が口火を切られまして、アジャイルのメリットを全面的に押し出したビジネスモデルを発表されました。あくまでトライアルという位置づけですが、この話題は定期的に取り上げたい。 骨子としては、この3つ。 初期費用0円(リリースまでの費用は開発側が負う) 月々15万〜150万の定額制 解約は自由だが成果物は全部引き取り。データだけ提供。 うん、どう考え
あたしが最近すごく関心をもっているテーマのひとつが、「これからは、誰が人を育てるんだろう」ということです。 育児の話じゃなくて、社会人、ビジネスパーソンとして、人を育てるのは、誰の役目になるんだろうってこと。 人を育てられるものは、ふたつしかありません。「組織と市場」です。 組織とは学校や会社、市場とはコミュニティや仕事です。 前者は座学であったり徒弟制度であったりし、後者は人付き合いや仕事のやりとりなどを含みます。 一番バランスのいい人の育て方は、組織で基礎を学び、市場で実戦経験を積むことです。&それの繰り返し。 新卒で大企業に入れば、まずは研修を受け、その後はOJTで先輩や上司から徒弟制度に基づく仕事の指導を受ける。 そのうち自分で仕事を担当し、顧客と向き合いつつ市場から学びはじめる。 組織を離れて独立すれば、自分自身を市場の中で売っていきながら成長する。 これが「人材育成の黄金のパス
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