CIO不要論とかITアーキテクト不要論とか、ちょっと尖ったことを言ったのだが、誤解されるといけないので補足しておこうと思う。そこででてきたのがSTPというのでまたびっくりされたかもしれない。STPというのは、マーケティング戦略などで使われるSegmentation、Targeting、Positioningというあれである。 つまり、顧客や市場を細分化して、狙う市場や標的とする顧客を決め、どこにポジショニングをするのかといったことである。これは企業がビジネス活動を行う上では多かれ少なかれ必ずやっていることでもある。このことを少しシステム開発においても適用して考えてみたらどうかと言っているのである。 顧客や市場と言っても業種、業態といった括りではなく、会社が行っているビジネス活動領域を想定した方がよい。セグメンテーションではそこを定義していきます。以前、企業活動モデルというのを提示したことが