首里城の火災を受けて、沖縄県内の瓦職人でつくる団体が県庁を訪れ、焼けてしまった瓦も再建に再利用できる可能性があるとして、がれきとして廃棄しないよう要請しました。 要請したのは沖縄県内の瓦職人でつくる「沖縄県琉球赤瓦漆喰施工協同組合」で、要請のあと県庁で記者会見しました。 要請では、赤瓦を再利用できるかどうかは職人が音や形を確かめることでしかわからないとしています。 また、全焼した正殿に使われている赤瓦は5年前に亡くなった職人が手がけたもので、現在では手に入らない土がブレンドされているほか、高温で焼き上げる高い技術が使われているため、再現できないということです。 このため、焼けてしまった瓦も廃棄せずに保存することを求めています。 沖縄県琉球赤瓦漆喰施工協同組合の田端忠代表理事は「首里城の復元に使われた赤瓦は先輩たちが何年も苦労して作り上げたもので、再現が不可能な貴重なものもあるため、廃棄せず