「暗黒物質」捕まえろ スーパーカミオカンデに新空洞2008年8月28日6時14分印刷ソーシャルブックマーク 暗黒物質探索実験用の地下空洞が報道陣に公開された=27日午後、岐阜県飛騨市神岡町、竹谷俊之撮影 影も形もないが、この宇宙を漂っているに違いないと考えられている未知の物質「暗黒物質」を捕まえる実験用の新しい空洞が、スーパーカミオカンデで知られる岐阜県・神岡鉱山に完成し、27日、東京大学宇宙線研究所が報道陣に公開した。 できあがったのは地下千メートルに位置する高さ15メートル、広さ300平方メートルの空間。11月には、水800トンのタンク建設や、液体キセノン1トンを満たす検出器製作などに取りかかり、来年夏から観測実験を始める予定だ。 宇宙の成り立ちを理解するための重要なカギとされる暗黒物質については、今のところ、存在を示唆する状況証拠しかない。ここでの実験に成功すれば、世界で初めて、目に
ルポにっぽん 下請けドライバー、車中泊連続2週間(1/3ページ)2008年7月21日3時1分印刷ソーシャルブックマーク 倉庫に到着後、翌朝の荷下ろしまで精神安定剤を飲んで車内で仮眠した=千葉県内、金成写す 真夜中の中国道を、熊本ナンバーの大型冷凍車が西へ急ぐ。カーブが続き、バックミラーに下げたお守りが激しく揺れる。 午前0時10分、運転手の40歳代の男性は、岡山県のパーキングエリアに寄った。3分100円のシャワーを浴びるためだ。運転中、ずっと目が充血していた。 前日の朝6時から働きっぱなし。福岡から千葉へ運んだ5千箱計15万本のアイスキャンディーを1人で下ろした後、埼玉で冷凍食品3千箱を積んで夕方に出発。それからずっとハンドルを握っている。 「最後に家に帰ったとは……、記憶になかねえ」。シャワーから戻り、苦笑した。数えてみると熊本の自宅を出て13日目、ずっと車中泊だ。 暗い一本道をヘッドラ
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