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ブックマーク / littleboy.hatenablog.com (9)

  • 有吉弘行はNHKでも毒を吐く - てれびのスキマ

    最大のアバンギャルドチャンネルといえば、NHK教育テレビだろう。 NHK教育の「教」は「狂」だ、と誰かが言っていたような気がするが、それを証明するかのような番組が先日はじまった「ネイルの国の王子様」だ。 これは、以前から放送されていた「○○の国の王子様」シリーズの第2シーズン。 第1シーズンのハリセンボンに代わり出演しているのが、柳原可奈子となぜか有吉弘行だ。 今回は、ネイルアートの初心者向け趣味・実用講座なのだが、キャスティングを見ても分かるとおり、普通ではない。 まずは公式サイト(http://www.nhk.or.jp/ooji/index.html)を見てほしい。なんか変でしょ? 要潤が声を担当するカナメール王子と柳原可奈子がお面を被って演じる姫、そして鳥(多分)の着ぐるみを被った有吉弘行演じるガマリアが住む謎の国が舞台。 そこにまだテレビ慣れしていないネイルアートの講師(ネイ

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  • 『アメトーーク』がどうしても譲れなかったこだわり - てれびのスキマ

    いまやバラエティ番組を代表する番組となった『アメトーーク』。 「クイック・ジャパン82号」によるとこの番組には、作り手にとって、どうしても譲れないあるこだわりがあったのだという。 そのこだわりを実現するために、プロデューサーの加地はある工夫をした。 それは「スタジオロケ」という収録スタイルである。 ところで辻稔という方をご存知だろうか。 『めちゃイケ』や『内村プロデュース』、『ロンドンハーツ』など数多くの番組を担当するカメラマンだ。 番中、時折、演者からその名を呼ばれることからもその信頼度の高さが伺え、彼のブログを読んでもお笑い番組や、芸人に対して深い愛情を持っているのが良く分かる。 そんな辻が前述の「クイック・ジャパン82号」における特集「TV of the Year 職人の視点」の中でインタビューを受けている。 日のバラエティ番組におけるカメラマンの重要性について「QJ」は以下のよ

    『アメトーーク』がどうしても譲れなかったこだわり - てれびのスキマ
  • ウド鈴木が“猛獣”たる所以- てれびのスキマ

    テレビ神奈川で以前放送されていた「ウドで訊く!」という番組をご存じだろうか? 「お笑い界の第一線にいながら、番組司会者にはおよそ向かない孤高の芸人ウド鈴木がホストを務めるトーク番組」である。 もうこの企画をたてた時点で半分成功が約束されたようなものだが、実際にとても面白い作品に仕上がっていた。 ウドで訊く!~遠隔操作トークバラエティ~ [DVD]posted with amazlet at 09.01.25ソニー・ミュージックディストリビューション 売り上げランキング: 66271 Amazon.co.jp で詳細を見る ホスト役のウドは耳にイヤフォンをつけ、そこから聞こえてくるスタッフの指示に従って、空気を読まずに、ゲストに聞きずらい質問をぶつけていくのだ。 ウド鈴木といえば、その特異なキャラクターから、イロモノ的扱いを受けている。 しかし、キャラクターだけで第一線にいつつけられるほど今

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  • 談志の言葉 - てれびのスキマ

    立川談春の著書「赤めだか」が、落語ファンのみならず必読の面白さであることは、ちょっとネット界隈を見まわしただけでもその評判を知ることができるし、「2008年講談社エッセイ賞」や「『の雑誌』2008年上半期エンターテイメントベスト1」などの受賞もそれを裏付けている。 このの面白さは、様々ありすぎてそれを伝えるのは、自分は力量不足なので、書に登場する師匠・立川談志の言葉をほんの一部だが引用したい。 その含蓄のある言葉の数々は、落語論のみならず教育論としても一級品だ。 「学校というところは思い出作りには最適な場所だ。同級生がいて遊び場がある。だが勉強は何処でもできる。俺の側にいる方が勉強になる。学校では会えないような一流の人に会える。学歴なんぞ気にしなくていい」 「君が今持っている情熱は尊いものなんだ。大人はよく考えろと云うだろうが自分の人生を決断する、それも十七才でだ。これは立派だ。断る

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  • 有吉弘行ができるまで - てれびのスキマ

    有吉弘行の著書「オレは絶対性格悪くない!」で、彼は自身のその興味深い半生を綴っている。 有吉弘行の最初の記憶は、両親などではなく、階下に住む女だった。 有吉が無邪気に走り回っていると「うるさい! 殺すぞ!」と包丁を持って怒鳴り込んでくるような女である。 その恐怖体験が尾を引いて「現在にいたるまでずっと人の顔を窺う」性格になってしまったと人は述懐する。 結果、3歳で田舎に引っ越すことに。 父は、野良のボスを気取ってみたり、大量のカブト虫を保有していたりする息子から見ても謎の人物で、家からほとんど出ることがなかったので、同級生の間では「有吉のお父さんを見たら幸せになれる」という伝説さえ流れる程だった。 その父親の「折り紙を覚えて何の意味がある?」という教育方針で、6歳まで幼稚園に通わせてもらえず、家でウルトラマンの怪獣図鑑ばかり読んでいたためカタカナしか読めない幼児になってしまう。 ようや

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  • 「てれびのスキマ」の3年間 - てれびのスキマ

    「てれびのスキマ」も丸3年が過ぎました。 そこで、これまでの主なエントリを無理やり分類してまとめてみました。 気が向いたら古い記事も見てやって下さい。 ■タモリ・リスペクト ●タモリのマトメ#1●#2●#3●#4●#5●ベタタモリタモリカレーの作り方●タモリの変態論●赤塚不二夫が語るタモリの居候生活 ■ビートたけしとたけし軍団 ●ビートたけしとフライデー事件(序)●#1●#2●#3●#4●#5●#6●#7●おまけ●浅草キッドの事件簿−1●2●たけし軍団命名記 ■明石家さんまの生きる道 ●かっこいいさんま●明石家さんまの眠らない哲学 ■ダウンタウンが語る。 ●松人志と「大日人」とこの後●松人志とビートたけし●浜ちゃんと志村けんの当 ■太田光の主張 ●太田光、先輩三谷幸喜への屈折した想いを語る。●三谷幸喜、反論する。●太田光が青臭い正論を吐く理由●太田光が議論を好む理由●太田光

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  • 「ボーイズ・オン・ザ・ラン」~童貞作家寺坂直毅(イマヒガチルドレン)の恋- てれびのスキマ

    「現在日お金でおっぱいを見せる女性は何人いるのか?」という調査に名乗りを上げたのは放送作家、寺坂直毅(27歳)。 この男、今回のリサーチに並々ならぬ情熱を持っていた。なぜなら彼は童貞。 「なんで27歳にもなって童貞なの?」の問いに「一番大きい理由はタイミングだと思います」と言い、長々と童貞らしい理屈っぽい発言をする。 童貞である彼は、成人雑誌ですらあまり見たことがない、性に対して潔癖な考え方の持ち主で、おっぱいで稼ぐ人への嫌悪感が人一倍強い。 なんでおっぱいを出すのかの理由を探るため直接おっぱい産業で働く女性に取材を試みる寺坂。 この取材の過程で一人の女性と出会ったことで、この企画の様相が大きく変わっていくことになる。 (注:ここから重大なネタバレを含みます!) それが、ヘルス嬢のさおりという女性だ。 彼女の話を聞くうちに、彼女に歌手になる夢があることや、田舎が近いこと*1などを聞き次

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  • 僕たちの好きな(お笑い)戦争 2007-11-18 - てれびのスキマ

    かつて今田耕司、東野幸治、笑福亭鶴瓶司会時代の「いろもん」にナインティナインの矢部浩之が珍しくピンでゲストとして登場していた。 東野に「ブッサイクな星の王子様」と表現されるくらいまだ垢ぬけきれていない矢部が、若手時代のお笑い戦争について語っていた*1。 vsとぶくすり(めちゃイケ)メンバー ・「仕切りは矢部」「全員がボケってスベったら、お前のせいだぞ」と当時のディレクター(片岡飛鳥?)に言われた。 ・「(スベった)そいつが悪いちゃいますか?」って反論したが「いやいや、お前のせいだ」と。「そのくらいの気持ちで面倒見ろ」と。 ・よゐことは、一切しゃべらなかった。ものすごいシュールで、私生活もシュールやな、と思った。 ・最初、「濱口くん」って呼んでいた。同い年で同期だからなるべく溶け込もうと優しいタメ口で話しかけたが「あ、そうですね…」と答えるだけで、心のシャッターを閉められていた。 ・有野はそ

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  • 阿久悠をも唸らせた半田健人の歌謡曲鑑賞術(阿久悠追悼に変えて) - てれびのスキマ

    7月28日、NHK総合で放送された「通(つう)」という番組に、生前の阿久悠が出演していた。相変わらず情熱的だけど、随分年老いたなあという印象だったから、その直後に訃報を聞いた時はなんだか複雑でショックだった。 「歌謡曲」をテーマにしたこの回では、「タモリ倶楽部」等でもマニアっぷりがお馴染みの半田健人がますだおかだに歌謡曲の味わい方を指南するという体で、それを別室(というかVTR)で阿久悠が聞き、半田健人の味わい方についてコメントするという流れで構成されている。 「まだ23歳でしょ?」というますだおかだに対して半田は「リアルタイムっていうのは油断してるんですよ!」と返し、「歌謡曲の正しい聴き方(僕流の)」をレクチャーしていく。 ●歌詞カードを欠かしてはならない! ●作詞・作曲・編曲者の事前チェックは礼儀。知らないと曲に失礼! ●歌詞カードで見た上でなおかつ、ヘッドフォンで聴く。 ここで、阿久

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