江蘇省鎮江市の農村部で、高齢者にネットショッピングのやり方を教える大学生ボランティアたち(2019年11月5日撮影、資料写真)。(c)CNS/石玉成 【9月19日 CNS】中国で60歳以上の高齢者のうち8割近い2億人が、2019年の1年間に一度もインターネットを利用したことがない-。最近発表された「中国のインターネット発展に関する統計リポート」で、この調査結果が社会の注目を集めた。多くの人の暮らしを便利にさせているデジタル化の波は、高齢者にとっては生活と移動に不便をもたらす荒波となっている。 モバイル決済、配車サービス、オンラインチケット購入、インターネット診療予約…。生活インフラのIT化が進んだ結果、一部の駅では窓口での乗車券販売を中止し、路上でタクシーを拾うことが困難となったため、「IT弱者」にとっては外出もおぼつかなくなった。病院の待合室で半日待ったあげく、「予約患者で今日の診療は終