クジラの尾(2013年10月11日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / JENNIFER BRUCE 【4月4日 AFP】完璧な闇に包まれた冬の北極地域で、ホッキョククジラたちがどのように繁殖期を過ごしているかご存知だろうか。彼らは自分で作曲した歌を歌い合っているのだという。 デンマーク領グリーンランド(Greenland)の東海岸沖では秋の終わりから早春にかけて、絶滅の危機にあるホッキョククジラおよそ200頭が歌い合う光景がみられるが、英国王立協会(Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に4日に公表された論文によると、これらの歌はホッキョククジラが個々に作り出したオリジナルソングのレパートリーなのだ。 論文の主筆者である米シアトルのワシントン大学(University of Washington)応用物理学研究所のケイト・ス