ゲルハルト・リヒターの展覧会『New Overpainted Photographs』が、2月5日より東京・初台のワコウ・ワークス・オブ・アートにて開催される。 現代絵画の巨匠として世界的に高い評価を得ているケルン在住のアーティスト、ゲルハルト・リヒター。これまでに白黒の写真を元に描いた絵画「フォト・ペインティング」、色見本のような幾何学的な絵画「カラーチャート」、ロマンティックな風景画や静物画、大胆なモノクロームの「グレイ・ペインティング」、カラフルな抽象絵画「アブストラクト・ペインティング」、ガラスを用いた作品など、多様なスタイルを同時期に平行させながら、一貫して「絵画の可能性」を追求し続けてきた。近年では、世界遺産「ケルン大聖堂」の大規模なステンドグラスを手掛けるなど、更なる活躍の場を広げている。 日本国内において4年ぶり8度目の個展となる同展では、多様なスタイルで制作を続けるリヒタ