これまで使用してきた「専業主夫」の肩書を卒業することになった。妻が学生で収入がなく、4月には二人目が産まれるため、そろそろ経済的収入が必要になってきたためだ。 これまでだって、「ブロガー」でも「ライター」でも、いくらでも使える肩書はあったのだが、あえて「専業主夫」にこだわった。それは、今の社会が、家事や育児を専門にする人に対する偏見で溢れており、いわゆる「オピニオンリーダー」と言われる、政治家、評論家、官公庁幹部、芸能人、経営者、大手メディア記者の大部分が育児や家事を専門に生活をしたことがない人ばかりということへの私のささやかな抵抗でもあった。もちろん、これらの方々の中には小さい子どもがいる人はたくさんいるが、ほとんどの場合、配偶者や他の家族、もしくはベビーシッターや保育園に子を預けている。数か月間、乳児と日常を過ごしたことがある人は政策決定の場では少数派だ。
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