国内暗号資産業界に注目すべき動きが出てきた。SBIホールディングス(HD)が、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の国内提供に向けて大きな一歩を踏み出したのだ。 2024年7月26日、SBI HDは米国の運用大手フランクリン・テンプルトンとの合弁会社設立を発表。「日本でも現物の暗号資産を組み入れたファンドや、ETFなどの提供が解禁される際は、商品を日本の投資家に提供する」とした。この新会社を通じて、ビットコイン現物ETFを含むデジタル資産関連の金融商品開発を目指すという。 この動きは、日本におけるビットコイン現物ETF実現への期待を一気に高めた。現物ETFは、ビットコイン自体を直接保有する商品であり、米国では投資商品としてのビットコインの普及に大きく貢献した。しかし国内では、その実現への道のりは決して平たんではない。 米国ビットコイン現物ETF、驚異的な成功で日本の投資家も熱視線 202