Ruby は Python とよく比較される国産のインタプリタ言語で、文字列の扱いに定評があります。オブジェクト指向で、モジュール、クラス、例外処理、ガベージコレクション等最新の機能は一通り揃った魅力ある言語です。今回は、これを前回と同じように C/C++ から動的に扱ってみます。まずは、C/C++ から Ruby スクリプトを呼んでみます。 #include <Ruby/ruby.h> const char *script = "def multiply(x,y)\n" " return x*y\n" "end"; int main(int argc, char *argv[]) { VALUE value; ruby_init(); // スクリプトの読み込み rb_eval_string(script); // スクリプトの実行 value = rb_funcall(Qnil,rb_