κeenです。 先日の記事で言及した最小限のELFが需要ありそうだったので解説してみます。 コンパイラを作るときの参考にしてみて下さい ELFはExecutable and Linkable Formatを表わし、Linuxなどで標準の実行可能ファイルのフォーマットとなっています。 なんらかの形でこのファイルを生成するのがコンパイラの最終目標となります。 一般にはアセンブラまで吐いて外部のアセンブラやリンカにELFファイルの生成を任せることが多いのですが、自作するなら最後までやりたいという人向けにとっかかりになる最小限のELFファイルを解説します。 まずはこのファイルを生成するのを目指して、後から色々追加していけばインクリメンタルにできるよね、という訳です。 一部、「どうしてかは分からないけどこうしたら動く」みたいな箇所もあるので詳しい人がいたら教えて下さい。 全体構成 プログラムそのもの
![最小限のELF | κeenのHappy Hacκing Blog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0a3cf8a63b7e799e296b97c257dc4e746c358128/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fkeens.github.io%2Fimages%2Fogp%2Fpost%2FsaishougennoELF.png)