神奈川県警サイバー犯罪対策課は25日、オンラインゲームを自分に有利に動作させる不正プログラム「チートツール」を使ったとして電子計算機損壊等業務妨害の疑いで、17~18歳の少年3人を書類送検した。県警によると、チートツールの使用を立件したのは全国で初めて。 県警によると、3人は徳島市の専門学校生(17)、福島県会津若松市の大学1年生(18)、奈良県五條市の高校3年生(17)。送検容疑は昨年5~8月に27回、銃を使った戦闘ゲーム「サドンアタック」でチートツールを使い、標的の頭部を大きくして攻撃しやすくするなどゲームには本来ない動きをさせ、運営会社に他の利用者からの苦情対応やシステム監視などの負担を与え、業務を妨害した疑い。 ツールは大学生と高校生が開発、サイトで販売し、専門学校生がゲームをして宣伝。電子マネーで800万円相当を売り上げた。