「勝負したい」と言い続けたボランチでフル出場。以前に比べ、前を向くプレーが増えた [写真]=Getty Images 水を得た魚のように、パナソニックスタジアム吹田のピッチを動き回った。マイボールになればコスタリカ代表の選手たちの間に何度も顔を出し、パスを引き出しては縦へつける。相手ボールになれば素早いアプローチをかけて、球際の攻防に持ち込む。森保ジャパンの初陣となった11日のキリンチャレンジカップ2018で、遠藤航(シント・トロイデン)がボランチとして存在感を放った。 ハイライトは1点をリードして迎えた66分。敵陣でセカンドボールを回収し、相手のプレッシャーをかいくぐりながらボールを前へ運び、左側にいた中島翔哉(ポルティモネンセ)へ預ける。そして自らはそのまま縦へスプリントし、ペナルティーエリア内の左側へと侵入していく。 「ああいう形は常に意識しています。最初は僕が縦に引っ張ることで、カ