■満を持して登場した、新サラウンド技術「Surround Sensation」 DTSブースは例年どおりデモディスク目当てのファンで盛況だが、今年はついに出揃ったDTS-HD Master Audio対応の最新アンプ、プレーヤーがズラリと並べられ、いよいよ本格普及の段階に入った印象を強く受ける。 今年のハイライトは「DTS Surround Sensation」と名づけられた新サラウンド技術だ。簡単にいうと2chでサラウンドを実現する、いわゆるフロントサラウンド・バーチャライザーである。この分野はすでに、いくつかのメーカーが市場導入をしているものだが、DTSにいままでなかったのが不思議なくらいで(ちなみにドルビーはドルビーバーチャルスピーカーとドルビーヘッドホン)、満を持して投入するのが「DTS Surround Sensation」だ。 このバーチャライザーは、具体的にはAVアンプ、薄型