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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (12)

  • “人形遣い”の器量は、分からないもので分かる:日経ビジネスオンライン

    この半年ほど、文楽協会と橋下徹大阪市長の間のやりとりをなんとなく観察していたのだが、事態は、どうやら、最終局面に到達しつつある。 違法ダウンロード刑罰化法案について、私が当欄に原稿を書いたのは、手遅れになってしまった後のことだった。この点について、私は、ちょっと後悔している。もう少し早い段階で、何かできることがあったのではなかろうか、と、そう思うと残念でならない。 なので、文楽については、状況が流動的なうちに、思うところを文章にしておきたい。 役に立つかどうかは分からないが、コラムの連載枠を与えられている人間は、せめて、人々に考える機会を提供するべく、できる限りの努力を払わねばならないはずだからだ。 橋下市長は、補助金をカットする決意をすでに固めているように見える。 報道によれば、文楽協会とその技芸員が、市長への非公開の面会を求める方針を固めたことについて、橋下市長は、以下のように反応して

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  • 内向きな若者じゃダメですか?:日経ビジネスオンライン

    サッカー日本代表チームが好調だ。開催中のアジアカップでは、グループリーグを一位で勝ち上がって、決勝トーナメントにコマを進めている。 先行きについてはまだ不透明な部分もあるが、今大会の結果がいずれに転ぶのであれ、とにかく、新生日本代表の選手諸君が実力をつけてきていることだけは疑いない。ひとつひとつのプレーの精度が、前の世代の選手たちと比べて、明らかに際立っている。まことにめでたい。 サッカーを見ていてうれしいのは、伸び盛りの若者の姿を日々確認できることだ。さよう。成長と躍進。われわれ日人が見失って久しいものだ。その伸び盛りの若々しいプレーぶりに、私のような旧世代の人間は、懐かしさを覚えるのである。 サッカーを別にすれば、わたくしどもの国自体は、長い停滞のうちにある。もしかして、これは一時的な停滞ではなくて、何かの終わりなのかもしれない、と、そう思えてくるほどに長い低迷期だ。かれこれ20年

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  • スラム化するデジタル世界で「フォロワー」を数える:日経ビジネスオンライン

    私のところには毎日200通近い数のメールが来る。 が、ほとんどはスパムだ。宣伝と詐欺。釣り針、誘惑、思わせぶり、おためごかし、アジテーション、連呼。送られてくるメールの98%は、その種の商業目的の迷惑メールなのだ。 無視すれば良いのはわかっている。でも、簡単には無視できない。 理由は、ゴミの山の中に宝物が隠れている可能性があるからだ。なに、ごくわずかだが。 私はそのコンマゼロゼロ何パーセントの可能性を捨てることができない。届くはずのない年賀状(だって、自分が出してないんだから)を確認するために、毎朝玄関のポストを覗いていた中学生の頃から、心の成長が止まっているのかもしれない。 GmailやHotmailの類を勘定から外すと、私は3つのメールアドレスを持っている。 その3つのうちで最も古いアドレスが、私にとって一番愛着のある奥座敷なのだが、それは同時に、スパムの巣になってもいる。1998年に

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    tanipro
    tanipro 2010/09/10
  • テレビ番組もリツイートされ炎上すると覚えておくべし:日経ビジネスオンライン

    サッカー日本代表は、決勝トーナメントに駒を進めた。 よく頑張ったと思う。 対パラグアイ戦は、延長を闘ってスコアレスドロー。PK戦で敗退した。 残念な結果だ。 退屈なゲームだったという声もある。今大会最大の凡戦であると。 たしかに、傍観者には退屈な試合であったことだろう。少なくとも、スペクタクルな展開ではなかった。 でも、私は、退屈しなかった。 当事者だからだ。 私の内部にはずっと見守ってきた4年間の蓄積がある。退屈している余裕なんかない。ボールがペナルティーエリアに近づくだけで心は千々に乱れた。あたりまえじゃないか。 「おい」 私はほとんど叫んでいた。 「リスクをおそれるなあ」 と。 それゆえ、試合が終わってみると、体中が硬直していた。 翌日は、節々が痛んだ。 でも、選手を責める気持ちにはなれない。甘いという人もあるだろうが、ファンはコーチではない。教師でも軍曹でもない。われわれは選手の祖

    テレビ番組もリツイートされ炎上すると覚えておくべし:日経ビジネスオンライン
  • おそらく、うちの国の人たちは政変が好きなのだ:日経ビジネスオンライン

    菅直人首相の人となりについて、私は詳しい情報を持っていない。新たに大臣に就任した面々の政見や主張についても同様。著しく不案内、というよりもはっきりと無知だ。興味すら持っていない。 なので、新首相ならびに新内閣について、現段階であれこれ言うことは控えておく。先方に失礼だし、読者の皆さんにもご負担だろうから。 今回は、「うちの国では、どうして毎年のように宰相の首がすげ変わっているのであろうか」という疑問について考えてみることにする。 この度の一連の出来事(鳩山さん&小沢さんの退任と菅さんの首相就任および菅内閣の発足)を通じて、私が一番意外に思ったのは、菅新内閣の支持率の高さだった。 各社の世論調査を見渡してみると、菅直人新内閣の支持率は、どこの社のものでもおおむね60%前後だ。鳩山内閣末期の支持率と比べると3倍以上になる。これを受けて民主党の支持率も倍増している。 どう解釈すべきなのだろうか。

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  • このたびの普天間問題に寄せて:日経ビジネスオンライン

    米軍普天間基地問題は、辺野古への移設ということで決着しそうだ。 予想通りではある。 が、期待通りではなかった。 言葉通りでも約束通りでもなかった。 悪い予感が的中したという感じ。それも、一番良くないカタチで、だ。 どうしてこんなことになってしまったのか。 今回は、基地ならびに沖縄の問題について考えてみたい。 心を述べるなら、この種の話題は避けて通りたいところだ。荒れるから。必ず。 なのになぜなのか、私のアタマはいつも荒れがちな話題の周辺をさまようことになっている。 で、絵柄を先に思いついてしまっていたりする。 妖怪へのこわらし。 と、オダジマはその小さな機知を捨てることができない。 うむ。機知に殉じるわけだよ。半端絵師の心意気として。っていうか、単に貧乏性なのかもしれないが。 普天間の問題に関しては、ざっと考えて、二つの論点があった。 1. そもそも沖縄に米軍基地が必要なのか 2. 移設

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  • 次期代表チームの監督にはジローラモを:日経ビジネスオンライン

    今回はワールドカップ(以下単に「W杯」と表記します)について書く。うむ。ちょっとフライング気味だが。たぶん、来週以降、サッカーならびにW杯については、にわかに報道量が増えることになるはずで、とすれば、埋没するのは面白くないし、できれば機先を制しておきたいので。 まず、結果について。 私は、3連敗すると思っている。 でも、特に問題視はしない。 仕方がなかったと、既に過去形でそう考えている。 というよりも、率直に言うなら、この度の3連敗について、私は、予測どころか、既に落胆を先取りにしている。よって、マトモに考えることができない。非常にがっかりしている。もう半年も前から。 3連敗予想の根拠を示せと言われるのであれば、「皆がそう思っているから」と答えておくことにする。 見回してみるに、戦前の段階で、ファンも協会もメディアも既にあきらめている。なにより、ほかならぬサムライブルーの面々自身が、0勝3

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  • われ、それでもクジラを愛す:日経ビジネスオンライン

    読者諸兄は記憶しておられるだろうか。マイクロソフトオフィスの古いバージョンには、「Officeアシスタント」と呼ばれるヘルプ用のキャラクターが設定されていた。 ソフトを起動すると、いきなりイルカ(←「カイル君」という名前がついていたのだそうですよ)が出現してあいさつをする。 で、このイルカは、「何について調べますか?」と不断に呼びかけながら、画面右下(移動可能)に常駐するわけなのだが、あれを可愛いと思った人はいるのだろうか。 私は邪魔だと思った。目障りだ、チョロチョロすんな、うぜえんだよ、と。さよう、ワードならびにエクセルを立ち上げている時、私は若干心の狭い男になっている。なぜなのだろう。昔からそうだ。ゲイツ氏が憑依するのだろうか。 とにかく、私は、ごく早い時期に 「何について調べますか?」 という質問に対して、 「お前を消す方法」 とタイプした。 と、カイル君は、顔色ひとつ変えずに「プロ

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  • 「非実在青少年」という概念は、アダルトっぽくないよね。:日経ビジネスオンライン

    非実在青少年。 どういう意味だろう。 「不在地主みたいなものか?」 「むしろ無産階級かと。不在小作人。でなければ透明労働者?」 「前衛気取りのたわごとだろ。可塑的必然性みたいな。70年代に流行した思わせぶりのパラドックス。それだけの話さ」 「ズバリ" Nowhere man "だな。ビートルズの歌にある。邦題は「ひとりぼっちのあいつ」。イエローサブマリンの主人公にして自失したインテリの象徴。具体的にはナリのデカい迷子ってとこかな」 「不登校の言い換えかもしれないぞ」 「素直に読めば無戸籍児童の成れの果てだろ。無戸籍で無国籍な法令上のブラックホール。人権のエアポケット。哀れな……」 「違うね。正反対。非実在青少年は、子ども手当受給のために近未来の悪党が捏造する実体を伴わない戸籍だよ。戸籍上だけ存在する幻の扶養家族。クニに置いてきたとか言って、山ほど申請者があらわれると思うね」 「普通に虚無的

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  • 「あきらめないで」と言ってくれる人を自分から捜そう -映画「マイマイ新子と千年の魔法」片渕須直監督・2 :日経ビジネスオンライン

    ―― 「マイマイ新子~」の中で、とても印象に残ったのが「明日はどうなるんじゃろう」という新子のセリフでした。子どもらしい楽しい日々を過ごしていた新子が、自分たちではどうにもならない現実に直面して、初めて「明日」が「昨日と同じ幸せな日」なのかわからなくなった、という感覚を味わったという。今、多くの人が、同じ気持ちを味わっていますよね。 片渕 たしかに今は希望が見えにくい時代なんだと思います。 ただ、実のところ、いつだって、明日がどうなるかなんてわからなかったはずですよね。それは昔も今も変わらないはずで。昔のほうが自分が望んだ環境には遠い暮らしをしていたようにも思えるけれど、今より絶望感がより大きかったかというと、そんなの、一概には決め付けられないですよね。いつの時代にあっても、「今」はその時々を生きる人の「今」なのであって。 ―― 確かに。昔より暮らしや環境は格段に良くなったという違いはあり

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  • 「裾出し腰パン」を「皿仕上げ」でおいしくいただきましょう:日経ビジネスオンライン

    バンクーバーの空港に降り立った国母和宏(21歳、東海大)選手の服装は、あれはたしかに問題だった。 いや、問題だったのは「服装」ではない。「着こなし」だ。 服装自体について言うなら、彼はJOC支給のスーツを着ていた。その意味では、規則違反を犯していたわけではない。 が、結果は単純な規則違反よりもシリアスなものになった。マズかったのは、そのJOC謹製の背広上下を、「裾出し」、「ゆるネクタイ」、「腰パン」のカタチで着崩していたことだ。 「服装」よりも、「着こなし」が逸脱していたということは、「ファッション感覚」よりも「スタイル」が道を外れていたということで、このことはすなわち「ファッション」という外見的ないしは趣味的な要素よりも、より深く人格の根に直結する「生き方のスタイル」が、規則破りであったことを意味している。 と、これは、由々しき事態になる。 公式スーツが象徴する「スタイル」をコケにした

    「裾出し腰パン」を「皿仕上げ」でおいしくいただきましょう:日経ビジネスオンライン
    tanipro
    tanipro 2010/02/15
  • 弱者をアレするには、目印が必要ですよね:日経ビジネスオンライン

    自民党の谷垣禎一総裁の実務復帰は、ほとんどまったくニュースにならなかった。 もしかしてこれは、「武士のなさけ」というやつで、ご人にとって恥に属するなりゆきは、あまり大々的に報じないということなのであろうか。 いや、メディアの人間にそんな温情が宿っているとは思えない。 谷垣氏関連の報道量が少ないのは、単に記者が興味を抱いていないからだ。 というよりも、より端的に申し上げるなら、新聞およびテレビの中の人たちは、谷垣さんには需要が無いと判断したのだ。ニュースバリューが無い、と。自民党の総裁なのに。 むごい話だ。 世間は相変わらず「仕分け」に夢中だ。仕込んで仕掛けて仕切って仕組めば仕事が仕上がって仕合わせだ、と、仕手の側の人々は、嬉々として作業を遂行している。やられる側にとって仕打ち、ないしは仕置きである同じ作業を、だ。あるいは、われわれは自民党と官僚たち、いわゆる親方日の丸が、かつてわれわれ弱

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