横浜市営地下鉄の舞岡駅から歩いて20分ほど。裏山からウグイスやホトトギスのさえずりが聞こえる住宅街のそばに、野菜畑が広がる。ここは「都市と農業をつなぐ」をコンセプトに新たな農業ビジネスを手がけるベンチャー企業、アグリメディア(東京)が運営する「シェア畑戸塚舞岡」(横浜市戸塚区)だ。 同社の「シェア畑」は、都市近郊の遊休農地などを市民農園として貸し出す、畑のレンタルサービス。農具や肥料、苗などがすべて用意され、手ぶらで通える。野菜作りに習熟したアドバイザーもいて、初心者でもちゃんと収穫できる。 同社は、住友不動産出身の諸藤貴志社長(39)が、九州の農家だった高校の同級生と2011年に創業した。12年に埼玉県川越市で最初のシェア畑を開き、今では首都圏や関西の6都府県の約80カ所に増えた。総面積は18万平方メートル。1区画が3平方メートルからと小さく、利用者は2万人に迫る。 起業前に郊外の畑で農
イトーヨーカ堂は、8(ハ)月10(ト)日を同社のハトのロゴにちなんで「イトーヨーカドーの日」と定め、10日限定で、ロゴをかたどったティラミスを発売する。北海道を除くイトーヨーカドー各店で取り扱う。ティラミスは2~3人分の大容量。ハトのロゴをココアパウダーであしらった。価格は税込み429円。 白・赤・青でハトをかたどった同社のロゴは1972年から使われてきた。2005年に親会社のセブン&アイ・ホールディングス(HD)が発足。認知度アップのために、大型看板はハトのロゴからHD共通のマークに変わった。しかし、苦戦する総合スーパー事業を強化するため、昨年、長年親しまれてきたハトのロゴを復活させた。それに合わせて8月10日を「イトーヨーカドーの日」に制定した。
学校給食向けの食材会社「由起食品」(東京都品川区)が、冷蔵保存用に設定された賞味期限が切れた冷凍保存の鶏肉を、3年以上前から都内の小中学校に格安で出荷していたことがわかった。一部は賞味期限を最長4カ月過ぎていた疑いもある。消費者庁は、保存方法が変わるなどした場合は改めて期限を設定するよう求めるが、今回は未設定で、「取り扱いが不適切」とする。 由起食品によると、川崎市の食品会社から、冷蔵用で販売予定だったが余って冷凍した鶏肉を購入。その時点で冷蔵用に設定した賞味期限を過ぎた肉もあり、仕入れ価格は1キロ300円と通常の半分以下だった。学校には解凍して出荷し、通常販売する鶏肉より4割ほど安い1キロ700円で売っていたという。 消費者庁によると、賞味期限とは、指定された保存方法を守って保存していた場合に品質が変わらずにおいしく食べられる期限。超過してもすぐに食べられなくなるわけではない。一方、消費
20代の若者だけで造る日本酒の銘柄「二才(にさい)の醸(かもし)」が埼玉県と新潟県の酒造を経て、茨城県古河市本町2丁目にある1831年創業の老舗・青木酒造に引き継がれた。技術や経験を積んだ60代で一人前とも言われる職人の世界に、20代が挑戦する。 二才の醸は、2014年に埼玉県幸手市の石井酒造で生まれた。26歳で8代目蔵元を継いだ石井誠社長(31)が、日本酒が同世代に飲まれない現状に「同じ20代が造っているものなら興味を持ってもらえる」と考え造った銘柄だ。青二才から「青」を取り、名づけられた。 「20代だけで造る」を掲げ、16年に新潟市の宝山酒造に銘柄を譲渡。同酒造5代目蔵元の渡辺桂太さんも今年で30歳を迎えたことから、青木酒造が「二才の醸3代目」を引き継いだ。7月29日に東京・原宿で引き継ぎ式があり、石井社長を始め関係者ら約50人が集まり、門出を祝った。 3代目になったのは青木酒造社長の
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