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小林英夫『日中戦争』 なんで日本は中国に負けたのか? 「なんで日本は中国に負けたのか」という問題意識で書かれていると理解すると、非常にわかりやすい本である。 まあ、ご本人は「八年間に及ぶ戦争の経過を網羅的に見ていくのではなく、大局的に両国の戦略を比較する『視点』」(p.4)だと書いているんだけど、読み解き方としては、「日本の方が軍事力も産業力も強かったはずなのに、なんで負けたの?」というふうに言い換えると、シャープに読めるだろう。 本書をものすごく乱暴に要約すると、“日本はそれまでの戦争で「殲滅戦」型の戦争ばかりしてきて、「消耗戦」タイプの戦争をしてきていなかった。「殲滅戦」では軍事力や産業力などの「ハードパワー」がモノをいうが、「消耗戦」のような長期のたたかいになると、外交や宣伝(世論)といった「ソフトパワー」が大きな役割を果たし、結局日本の「ハードパワー」は中国側の「ソフトパワー」に勝
中島岳志『パール判事』 まったく偶然であるが、新聞などの予告をみると、本日(07年8月14日)放映されるNHKスペシャル「パール判事は何を問いかけたのか〜東京裁判 知られざる攻防〜」(午後10時・総合)は、中島の本書『パール判事』の主張をほぼ番組化したものになりそうである(付記:今見た。すばらしい内容。この中島本の中身の反映もさることながら、東京裁判が結論の決まった単なる茶番劇ではなく、判事同士の激しい確執のある、きわめて動的なプロセスであったことが浮き彫りになった番組だった。そして東京裁判の「成果」が平和憲法や国際司法の発展に寄与していることもわかるものになっている)。 ぼくは今、東京裁判について書かれたものをいくつか読んでいるが、東京裁判そのものが膨大な資料があるために、とても「そのもの」を読むところまでいかない。たとえば冨士信夫『私の見た東京裁判』(講談社学術文庫)にしても、裁判の全
小池清彦・竹岡勝美・箕輪登 『我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る』 またしても憲法9条についてのビラまきをしている最中に、あるオヤジ、つうか老人につかまる。どうもぼくは老人受けのする顔らしい。 言語が少し不明瞭。大意はくみとれる。ボケているのかと最初思ったが、知識は驚くほど深い。決してボケてなどいない。 「集団的自衛権は国連でも認めているはずだ」 「湾岸戦争のときなぜ日本は兵をださなかったのか」 「自民党の改憲案では1項はそのままのはずだ」 いろいろ話す。いまの憲法をあんた方はなぜ守ろうとするのか、とか、憲法はどうやってできたと思うか、とか。 この老人は、アメリカの占領下でおしつけられた憲法だというお馴染みの議論を言いたかったのだった。相当の「ナショナリスト」である。なので、憲法を変えてアメリカの犬になって海外にいくなんていうのは、相当の売国奴ぶりですね、などと挑発するとものすごい大声
黒井文太郎『北朝鮮に備える軍事学』 入門書として面白かった。役立った。 最初にことわっておけば、黒井文太郎は月刊「軍事研究」出身の軍事ジャーナリストである(現在、同誌の別冊「ワールド・インテリジェンス」=スパイとテロの情報専門誌の編集長)。タイトルからも推察されるように、いわゆる「反戦派」ではない。 「軍事」という視点から、日本の国防にリアルに必要なことを説く。 ぼくは反戦派に分類されるであろうが、「反戦」とか「軍事増強」とかいう立場をいったん保留して虚心に読むと、日本にとってどんな「脅威」があるのか、それにたいする「対策」は何か、ということが平易にわかる。 本書の特長は3つあるだろう。 (1)「脅威」を精確にしぼりこむ ひとつは、日本をとりまく環境のなかで「脅威」とは何であるかを冷静にみつめ、リアリティあるシナリオを描いていることである。 左翼や平和運動家のなかで、「北朝鮮は脅威ではない
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