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2022年7月2日のブックマーク (5件)

  • 島薗進『教養としての神道 生きのびる神々』(東洋経済新報社) - 内田樹の研究室

    島薗先生の神道論の書評を頼まれた。東洋経済新報社のサイトに掲載されたものである。 題に入る前に、私事について少し話すことにする。私がどういうふうに神道に接近してきた人間であるか、それを明らかにしておきたい。私は神道に対してニュートラルな立場の人間ではない。その偏りを明らかにしておかないといけないと思う。 私は合気道という武道を二十代から修行していて、大学でも学生に教え、門人も取っている。長く公立の体育館の武道場を借りて稽古をしていたのだが、何となくもの足りない。神棚がないからである。公立の施設は「政教分離」の建前があるから、すべての宗教的な要素が排除されている。でも、それでは困る。神棚でなくてもよい。禅語を記した扁額でもよい。十字架でもいい。道場である以上、超越的境位に通じる回路がないと場として成り立たない。 「道場」というのは、もとは仏道修行の場のことである。そして、武道というのも、原

    taon
    taon 2022/07/02
  • 選挙では誰に投票するのか? - 内田樹の研究室

    中日新聞に連載している「視座」に送った原稿を再録。 参院選が近づいたせいで周りが騒然としてきた。何人かの候補者たちから「推薦人」や「応援」を求められる。私は誰に頼まれても「いいですよ」とお答えすることにしている。そう聴いて「節操がない」と眉をひそめる方もいることだろう。でも、選挙というのはそれほど厳密なものであるべきではないと私は思っている。あの人にもあの人にも当選して欲しい。それがたとえ同じ選挙区で競合していても、そう思う。 私はどの候補者についても私の政治的意見との完全な一致を求めない。かなり違っていても構わない。「私が個人的に暮らしやすい社会を作ってくれるかどうか」を基準にして私は選挙に臨むことにしている。極端なことを言えば、権力者が「内田に発言機会を与えない」「著書を発禁にする」「投獄する」というような命令を下した時に身体を張って反対してくれそうな人であれば誰でもよい。 そもそも私

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    taon 2022/07/02
  • 選挙と公約 - 内田樹の研究室

    これは『週刊金曜日』に6月8日に寄稿したもの。 為政者が明らかに自分たちに不利益をもたらす政策を実施している時に、それにもかかわらず、その為政者を支持する人たちがいる。彼らはいったい何を考えているのだろう。 多くの知識人や言論人はそういう人たちは「情報が不足している」のか「情報が歪められて伝えられている」ので、「啓蒙」努力によって政治的態度を改善することができるというふう考えている。だが、ほんとうにそうなのだろうか。私は最近だんだん懐疑的になってきている。 自分たちを苦しめる政党を支持している人たちは、その事実をたぶん(ぼんやりとではあれ)理解しているのだという気がする。どういう政策が自分たちに利益をもたらし、どういう政策が不利益をもたらすことになるかくらいのことはわかるはずである。外交や安全保障や経済政策については適否の判断が下せないにしても、賃金や税金や社会保障や教育費のことなら自分に

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    taon 2022/07/02
  • セックスワーク-「セックスというお仕事」と自己決定権 - 内田樹の研究室

    20年ほど前に性についての倫理を主題にした論集に「セックスワーク」についての寄稿を求められた。まったく不得手な論件だったけれども、苦心して書いた。なんというだったか忘れてしまった。たしか岩波書店から出た論集だと思うけれども、もう手元にない。 考えていることは昔と変わらない。今はもうこんなにきつい書き方はしないと思うけれど。 はじめに 最初に正直に申し上げるが、私自身は、セックスワークについて専門的に考究したこともないし、ぜひとも具申したいような個人的意見があるわけでもない。ときどき、それに関する文章を読むが、数頁(場合によっては数行)読んだだけで気持ちが沈んできて、を閉じてしまう。困ったものではあるが、私を蝕むこの疲労感は、必ずしも個人的なものとは思われない。 私の見るところ、この問題については、どなたの言っていることにも「一理」ある。ただし、「一理しかない」。異論と折り合い、より広範

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    taon 2022/07/02
  • お湯が沸騰したら火を止めるだけでできる『余熱たまご』が黄身しっとりでめちゃくちゃおいしいらしい「素晴らしきゆでたまごの発見」

    七井コム斎 @nanai_komusai めちゃくちゃ美味しいゆで卵の作り方をほぼ偶然見つけた。沸騰した瞬間に火を止めお湯が冷めるまで放置するそれだけ、完全に固まっているのに黄身がねっとりして黄金に輝き何故かコクがでる、ゆで卵特有の臭いも半熟卵の黄身の生臭さもない、しかも省エネ、余熱たまご pic.twitter.com/bh6HjbwCcr 2021-01-12 15:39:43 七井コム斎 @nanai_komusai ほぼ偶然というのは年末に長崎の雲仙に行ってべた温泉たまごが美味しかったので自分で作れないかと思い、温泉の源泉が大体90度くらいなので余熱だけでいけるんじゃないかと試したらめちゃ美味しいのができたので驚いたのです。その後複数回試したので卵の個体差ではないと思いツイートしました。 2021-01-12 15:53:19

    お湯が沸騰したら火を止めるだけでできる『余熱たまご』が黄身しっとりでめちゃくちゃおいしいらしい「素晴らしきゆでたまごの発見」
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    taon 2022/07/02