今回は擒賊擒王(きんぞくきんおう)です。 兵法三十六計の言葉で、物ごとは主要な本質をキチンとつかまないとうまく行かない、と言うことです。 敵を倒すなら、王様を捕まえないとダメだ、ってことだね。 この言葉自体は、詩人の杜甫(とほ)の詩から来た言葉です。 射人先射馬、擒賊先擒王 と言う文章から来ています。 杜甫(とほ)が何で戦略の詩なんて書いたの? だらだらと、戦いを長引かせると被害者が増えるので、要点をつかんで、早く終わらせるべきだ、と言うような詩なんです。 へー、なるほど。 出典は杜甫(とほ)の詩「前出塞(ぜんしゅつさい)」でした。