地球上では争いが絶えないが、デジタル業界ではいま、それ以上ともいえる熾烈な戦いがいくつも起こっている。わたしが注目している範囲でも、7~8個の分野が「戦場」と化していると思う。マイクロソフトとインテルによる長期政権の時代はとても安定していたが、いまや第一次世界大戦前夜の世界を思わせる不安定さだ。 「ソーシャルメディア」の戦いFacebook×Google+の戦いの一方、今年末には日本に本格進出するとも言われるビジネスパーソン向けのLinkdInが、世界では1億人のユーザーを獲得。各国独自のSNSは抵抗勢力のようにも見えてくる。位置情報やQ&Aをベースにしたソーシャルメディアも登場してきて、Facebookのような“なんでも型”のSNSが最終形ではないという見方もあるだろう。 「クラウド型コンテンツ」の戦い音楽配信が、Napster→iPod→iTunes以降の次の節目を迎えていて、Appl