在日朝鮮人を主な標的とし、かれらの「特権」剥奪を叫びながら、「殺せ」、「出て行け」といった過激な言葉を用いて街頭宣伝を行う「ヘイト活動」が社会問題として大きく浮上している。ヘイト活動とは何なのか。排外主義団体の叫ぶ「在日特権」とはそもそも存在するのか。この問題を長年追いかけてきたジャーナリストの安田浩一さんに聞いた。(ラジオフォーラム リ・シネ) 日章旗を掲げ、「ゴミはゴミ箱へ 朝鮮人は朝鮮半島へ」と書かれたのぼりを持って 大阪・難波を行進する排外主義団体(2013年5月26日 撮影 リ・シネ) Q:安田さんがヘイト活動を追いかけるようになった動機は何ですか? 安田:週刊誌の記者として外国人労働者問題などを扱っていましたが、2000年ごろから「外国人は出ていけ」という言説をよく目にするようになりました。そこから興味を持つようになりました。 Q:団体やグループとしてヘイト行動が行われるよう
ニコンに対して損害賠償や謝罪広告等を求めて提訴した安氏と弁護団 (2012年12月25日 東京・東京地裁の司法記者クラブで/撮影:綿井健陽) 昨年2012年、一つの写真展示が開催一カ月前に突如、一方的に「中止通告」を受けた。新宿ニコンサロンで予定されていた写真展『重重~中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち』だ。 http://juju-project.net/exhibitions/201206_tokyo 韓国人写真家の安世鴻(アン・セホン)氏が撮影したこの写真作品は、ニコンサロンの選考委員会が審議した結果を受けて開催されることになっていたが、ニコン側は「諸般の事情」「総合的に考慮した結果」という理由で突然中止しようとした。 結局、新宿ニコンサロンでは、裁判所による仮処分命令(契約に基づく施設使用)後に、「仮開催」という異様な形で展示された。 しかし、同じく大阪ニコン
◇橋下現象をどう見るか① 今回の衆議院議員選挙のポイントは何か?貧困・格差問題、橋下現象、憲法改正の三つのテーマについて、社会運動家の湯浅誠さんに聞いた。(聞き手 石丸次郎) 橋下支持も「制裁型」 石丸:橋下現象が起こってる大阪で活動を始めて半年。今振り返ってみて、大阪での橋下現象をどうご覧になりますか? 湯浅:必ずしも積極的な支持が強いという訳じゃないなと、いろんな人との会話の中で感じました。よく聞いたセリフは、「橋下も橋下だけど、あれくらいやらなきゃだめなんだ」というものです。いわゆる既得権益と言われるような、労働組合とか、そういうものに対する制裁として彼を支持する。つまり積極的に彼を支持しているわけではないんです。彼のやり方や発言には付いていけないという気持ちがある反面、それ以上にもう一方への不信感が強いので、それを叩くためには、あれぐらいの「ワル」でもないと。そんな感じの制裁型の消
韓国・ソウルで14日、元日本軍従軍「慰安婦」のハルモニ(おばあさん)たちが日本政府に謝罪を求める「水曜集会」が1000回目を迎えた。 (日本大使館の前に建てられた「平和の碑」。「水曜集会」が終了した後も、日本大使館前で「平和の碑」とならんで記念撮影をする人が後を絶たなかった 14日午後撮影:宇田有三) ハルモニたちを乗せたバンは朝9時半過ぎ、共同で生活している「ナヌムの家」(分かち合いの家)を出発し、11時過ぎソウル中心部の日本大使館前に到着した。 また今回の1000回目の「水曜集会」に合わせて、日本大使館の前に少女の姿をかたどった「平和の碑」が建てられた。「水曜集会」が終了した午後2時過ぎになっても日本大使館前で「平和の碑」とならんで記念撮影をする人が後を絶たなかった。 この「水曜集会」は2002年3月13日の500回目の集会で「単一テーマの最長期集会」としてギネスブックに記録されている
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