ソニー・コンピュータエンタテインメントが2011年12月に日本を皮切りに世界で順次発売した「PlayStation Vita(PS Vita)」。筆者が所属するUBM TechInsightsがこの最新の携帯型ゲーム機を分解したところ、IBM、東芝、Qualcomm(クアルコム)、そしてAvago Technologies(アバゴ・テクノロジー)が主要部品を供給していることが明らかになった。中核となるプロセッサは、ソニーがIBMおよび東芝と共同で開発したARM Cortex-A9ベースのクアッドコア品である。 ソニーは、2011年6月に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されたゲーム関連の展示会「E3 Expo2011」で、既存機「PlayStation Portable(PSP)」の後継となるPS Vitaを初めて公開した。任天堂の携帯ゲーム機「Nintendo 3DS」の直接のライバ