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ブックマーク / remote.seesaa.net (3)

  • 会社の辞め方 その3

    すぐにグラハムに面会にいった。 私「クビになってきました。これで移住費用も返さなくていいし、退職金も出たしよかったです。」 グラハム「うん。それは当たり前だ。さて、この契約には問題がある。」 私「一般的な雇用契約書だと思いますが。」 グラハム「まず前も話したとおり、会社側はカナダの退職金に関する規定を君にちゃんと説明していない。」 私「でも、サインしたら理解しているという意味じゃ?」 グラハム「会社側は説明責任がある。理解していないものにサインをさせても無効にできる場合がある。」 私「なるほど。」 グラハム「さらに、彼らにとって最大の失敗は、その日付だ。」 私「ええっと、私がカナダに来て最初に出社した日ですね。」 グラハム「君は、日にいるときに、社に雇用されて、会社都合で移住しているね。」 私「はい。まあ、私の希望で移住したんですけど。」 グラハム「会社が費用をもっているんだから会社都

    会社の辞め方 その3
  • 会社の辞め方 その2

    グラハム「ただし、自分から辞めてはだめだ。解雇される必要がある。」 私「クビになったら移住費用は払わなくていいんですか。」 グラハム「勿論だ。」 当たり前である。会社都合の解雇なんだから、会社が更に費用を請求できるわけはない。 それだけの話か!? グラハム「解雇されたらもう一度来なさい。ただし、雇用契約が不履行になるような不正行為はしないように。」 うーむ。 まあ文句言い続けてだらだらやってみよう。 幸い日向けの大口のプロジェクトが佳境であり、文句をいってだらけるのにいいタイミングだ。インパクトが大きいだろう。 早速次の日から上司に文句を言いまくる。要約すると、以下の調子だ。 私「いい加減、開発業務に戻れるようになりませんか。」 上司「今は新しいプロジェクトが少なくて、開発案件が少ないんだ。今の君の担当プロジェクトは会社にとって非常に重要なんだ。サポートとドキュメント業務も大切だろう。」

    会社の辞め方 その2
    tarchan
    tarchan 2009/12/03
  • 無趣味のすすめ

    幻冬舎「GOETHE」の創刊号にこうあった。 無趣味のすすめ ―村上龍 まわりを見ると、趣味が花盛りだ。手芸、山歩き、ガーデニング、パソコン、料理、スポーツ、ペットの飼育や訓練など、ありとあらゆる趣味の情報が愛好者向けに、また初心者向けに紹介される。 趣味が悪いわけではない。だが基的に趣味は老人のものだ。好きで好きでたまらない何かに没頭する子どもや若者は、いずれ自然にプロを目指すだろう。 老人はいい意味でも悪い意味でも既得権益を持っている。獲得してきた知識や技術、それに資産や人的ネットワークなどで、彼らは自然にそれを守ろうとする。 だから自分の世界を意図的に、また無謀に拡大して不慣れな環境や他者と遭遇することを避ける傾向がある。 わたしは趣味を持っていない。小説はもちろん、映画製作も、キューバ音楽のプロデュースも、メールマガジンの編集発行も、金銭のやりとりや契約や批判が発生する「仕事」だ

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