タグ

ブックマーク / science.srad.jp (12)

  • 人間の成長が猿よりも遅い理由 | スラド サイエンス

    人間はチンパンジーやテナガザルなどと比べると幼年期が2倍ほど長く、成長に時間が掛かる。これは、子供の脳はとても多くのエネルギーを消費するため、体の他の部位からブドウ糖を奪い取っているためだという(AAAS、PNAS Online、Slashdot)。 ブドウ糖摂取と身体発育の関連性を指摘する「expensive tissue」仮説を検証した研究によると、脳が多くのエネルギーを要求するとき、身体発育が遅くなることが明らかになったという。研究では、年齢による脳のブドウ糖摂取の傾向を見るため1987年に収集された36人のPETスキャンの研究と国立衛生研究所のデータも併用して利用した。その結果、とくに4.5~5歳の期間は、脳のエネルギー需要が高く、成長を遅れさせることによってそのエネルギーを補っていることが判明したとしている。

    tarchan
    tarchan 2014/08/29
    >脳が多くのエネルギーを要求するとき、身体発育が遅くなることが明らかになったという。
  • 人工知能の次のターゲットは「人狼」 | スラド サイエンス

    チェス・将棋人工知能が次々と人間を打ち破る中、専門化の間では、次のターゲットとして騙し合いゲーム「人狼(汝は人狼なりや?)」が想定されているようである(研究ページ、解説スライド、Togetterまとめ)。 「人狼」は、村人と村人に化けた人狼に扮したプレイヤー同士が、他のプレイヤーとの会話からその正体を探り、相手チームを打ち破る、といういわゆる騙し合いや駆け引きを中心とした人気ゲームゲームのタイプとしては、ゲーム内の情報がプレイヤーに開示されない不完全情報ゲームにあたる。言葉や行動から相手の思考を読んだり、信頼を獲得したりといった点が重要な要素となる、いわゆるAIが苦手な分野である。 まだ研究は始まったばかりで、現状では人工知能のためのプロトコルを整備している状態のようだが、このプロトコルを利用した人狼エージェントを募集しての大会も予定されているようなので、腕に覚えがある人や人工知能に興

    tarchan
    tarchan 2014/08/21
    >チェス・将棋と人工知能が次々と人間を打ち破る中、専門化の間では、次のターゲットとして騙し合いゲーム「人狼(汝は人狼なりや?)」が想定されているようである
  • 社会主義に長く晒されていると、ズルするようになるという実験結果 | スラド サイエンス

    ミュンヘン大学とデューク大学の研究チームが合同で行った実験によれば、社会主義はモラルにゆるみを生じさせることが分かったとのこと(Economist、Slashdot)。 実験では、被験者としてベルリンの住民から任意に250人を選出し、サイコロを40回振らせて、数字の合計が最も大きい人を勝者とするゲームを行った。このゲームでは、サイコロを降る前にサイコロの上面か下面どちらかを選び、振ったあとに指定した面の数字が自分の得点となる。しかし、どちらの面を選んだのかを申告する必要はなく、たとえば、当は上面の数を選んでいたのに数の大きい下面の数を記録するという「ズル」が可能となっていた。正直に申告を行えば、4や5、6と同様の頻度で1、2、3という数が記録されるはずだが、実験の結果、被験者の中にはズルしたのではないかと疑わしくなるほど大きな数ばかりを記録する人がいたという。 ゲームの終了後、被験者らに

    tarchan
    tarchan 2014/07/25
    中国と韓国でも実験してみて>旧社会主義国家である東ドイツにルーツを持つ人の方が西ドイツで育った人より平均して2倍ほどズルを行う傾向があることが分かった
  • 英国、衛星を使用しない測位システム「量子コンパス」を開発中 | スラド サイエンス

    軍事目的のために開発され、現在は腕時計やスマートフォンにも搭載されているGPS機能だが、水中での測位はできない。そのため、GPSを置き換えるものとして、イギリス国防省の防衛科学技術研究所(DSTL)が「Quantum Compass(量子コンパス)」を開発中とのこと(GPSDailyの記事、 Motor Authorityの記事、 ASCII.jpの記事、 家/.)。 量子コンパスは潜水艦内でGPSに代わるものとして開発されており、ボース=アインシュタイン凝縮を応用することで、人工衛星を使用せず地球の磁場や重力場の情報を取得して位置を特定できるという。既にシューボックス型で長さ1メートルの軍事用プロトタイプが完成しており、潜水艦や船舶だけでなく兵士も利用できるよう小型化に注力しているとのことだ。 GPSとは異なり測位に電波を使用しないことから、量子コンパスは妨害に強いというメリットもある

  • STAP細胞問題、笹井CDB副センター長が会見 | スラド サイエンス

    STAP細胞問題に関して、理研の笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長の会見が行われた。笹井氏はSTAP論文の主要著者の一人であり、STAP論文不正問題に関しての調査委員会においては捏造、改ざん行為への関与は否定されているものの、指導者立場でありながらデータ等の正当性、正確性を確認しなかったことで、主要著者内でただ一人重大な責任があると認定されている(時事通信)。 まず笹井氏は論文不正を見抜けなかったことへの謝罪を行い、その後、笹井氏に対してあった多くの質問から、それに対して5つの事項で説明を行った。論文に関しては彼は、小保方、若山両氏でまとめて投稿した論文が一度natureに却下されてから、それ以降の修正作業に関わっていたとのことである。この期間はSTAP研究の2年間のうち、最後の投稿までの二ヶ月ほどだけであり、その間に実験方法等の技術指導も行ったということである

    tarchan
    tarchan 2014/04/17
  • NASA主催GPMキャラクターコンテストの結果発表、最優秀賞に日米の2作品 | スラド サイエンス

    以前のストーリー「NASA が二次元キャラクターコンテスト」にて、NASAとJAXAの共同ミッションである全球降水観測計画(GPM計画)の宣伝教育用キャラクター募集の件が報じられていたが、このほどその結果が発表された。 結果発表ベージ(英語)によると、全ての年齢のカテゴリから選ばれる最優秀賞(Grand Prize)には、日漫画家・イラストレーターの霧賀ユキさんの作品「GPM」と、コロラド州の高校生Sabrynne Buchholzさんの「Mizu-chan」に決まった。 各年齢部門(13~15歳、16~18歳、19歳以上)の次点作品2つずつも紹介されている。19歳以上の部門では、宮城県柴田郡のShinoh Ashibezさんの「GPM」も選ばれている。 受賞者の皆さん、おめでとうございます。

  • 量子コンピュータは本当に量子で計算しているのか | スラド サイエンス

    先週、GoogleNASAは量子コンピューターを作るためのラボを作ることで合意した。このラボでは、カナダのD-Wave Systems社から量子コンピュータを購入する計画だ。しかし、コンピュータ科学者Scott Aaronson氏など一部の評論家からは批判が上がっている。メリーランド大学のChristopher Monroe氏は「量子コンピュータの技術の科学的な根拠に裏打ちされておらず科学な信頼に欠ける。ハイレベルな販売技術だ」と主張している(npr、Shtetl-Optimized、家/.)。 D-Wave Systems社の量子コンピュータは、512量子ビットの演算能力を持ち、従来コンピュータよりはるかに高速だとしている。しかし、プロセッサ部分は量子状態を構築するために絶対零度を保つための冷却システムと外部放射線からの保護が必要不可欠で、実際に量子もつれが起きているかどうかは確認す

  • 今年もやります JAXA 調布, NMRI, ENRI, NTSEL, 4 研究所同時公開 | スラド サイエンス

    毎年 4 月下旬に行われる 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 調布航空宇宙センター、海上技術安全研究所 (NMRI)、電子航法研究所 (ENRI)、交通安全環境研究所 (NTSEL) の 4 つの隣接および同じ敷地内の研究所の一般公開が 4/21 (日) に行われる (JAXA のページより) 。 見学は 10:00〜16:00。真面目に 4 つとも回るとかなり時間が厳しいので、朝一から行くことをおすすめします。当然ながら、展示場所に立つ解説員はほぼ現場の研究者。かなりアレゲな質問でも喜んで答えてくますので、お時間取れる方は是非どうぞ (多分にそういう質問のほうが喜ばれている気がします)。ただし、交通安全環境研究所の鉄分は少ないので、それはあまり期待しないでください。また、贅沢な敷地の使い方をしている為、お子様を連れて行って飽きられてもそこらで走り回らせておけますので、お子様連れでも安心

  • 6 月 13 日は「はやぶさの日」 | スラド サイエンス

    北海道大樹町、岩手県大船渡市、秋田県能代市、神奈川県相模原市、長野県佐久市、鹿児島県肝付町で構成される銀河連邦は、2010 年に小惑星探査機はやぶさが地球に帰還した 6 月 13 日を 「はやぶさの日」として日記念日協会に申請、登録認定を受けた (さきがけ onTheWeb の記事より) 。

  • 音を片側にしか伝えない防音壁、理論的に実証される - スラッシュドット・ジャパン

    ある側から反対方向へは音を伝えるが、その反対方向には音を伝えないという「One-way sound wall」が理論的に実証されたとのこと (Discovery News の記事、家 /. 記事、doi: 10.1103/PhysRevLett.106.164101) 。 これはフィレンツェの国立研究機構に所属する Stefano Lepri 氏と Giulio Casati 氏によるもので、熱ダイオードの熱伝導が非対称である事に着目した。「ある部屋でバンドが演奏しており、その隣人はバンドの音は聞こえないが、隣人たちの会話はバンド演奏隊の人たちには聞こえる」ということを実現出来る可能性があるという。

  • NASA、次世代宇宙船開発でヤード・ポンド法を継続採用 | スラド サイエンス

    NASAは、現在開発中の次世代有人宇宙飛行計画「コンステレーション計画」にて、長さや重さの単位として「ヤード・ポンド法」を継続して採用することを決定したとのこと(New Scientist、家/.より)。 開発中の次世代宇宙船の設計が現在のスペースシャトルに由来している上、単位系を変更するには予算が足りないということが採用継続の理由のようだ。30年前に作られたシャトルのドキュメントや設計図、またソフトウェアなどは全てポンドやフィートで記述されているとのこと。しかしこれらを全て国際単位系に換算するには合計3.7億ドルもかかるとのことで、この金額は2009年にスペースシャトル打上げに使われる費用の半分近くにもあたるという。NASA広報のGrey Hautaluoma氏曰く「国際単位系換算にかかる費用は我々の支払える額を超えていることが明らかとなった」とのことで、コンステレーション計画での国際

  • 精子バンクが製造物責任法により訴えられる | スラド サイエンス

    Law.com記事より。 脆弱X症候群という障害をもって産まれた13歳の少女Brittany Donovanとその母Donnaが、精子を提供したIdant Laboratoriesを訴えた裁判において、担当したThomas N. O'Neill Jr判事は「精子バンクは製造物責任法の対象になりうる」との判断を下した。 今の段階ではペンシルバニア州(精子が製造物責任から除外される)とニューヨーク州(除外されない)のどちらの州で裁判をするかについて、ニューヨーク州で裁判するのが適当という判断が出たということと、母親Donnaについては「時効が成立しているが、娘のBrittanyについては18歳になるまで時効は停止されるので訴えは有効」との判断が出ただけで第一ラウンドといったところらしい(識者の見解を求む)。

  • 1