Googleはかなり前から、広告のマネタイズや検索結果に関して、常に満足できるものではなかったとしても、パブリッシャーとの協力を図ってきた。そうした取り組みはこの数年間でさらに進化し、いまではニュースプロジェクトに資金を提供したり、業界のカンファレンスやイベントをサポートしたりしている。その背景を検証する。 去る2月、Facebookは多数のメディア企業幹部を自社のオフィスに招き、自社のコンテンツと製品の計画を説明した。その前にも、同社は100社を超えるパブリッシャーと円卓会議を開催。元テレビキャスターで、現在はFacebookのニュースパートナーシップ担当のディレクターを務めるキャンベル・ブラウン氏も、マンハッタンにある自宅にニュース界やジャーナリズム界の有力者たちを招き、もてなしている。 だが、ニュース業界のベテランたちは、こうした待遇をすでに経験していた。彼らに言わせれば、Googl