鳩山由紀夫首相が臨時国会召集日の26日に行う就任後初の所信表明演説の骨格が20日、明らかになった。首相が20日の閣僚懇談会で「非公開」資料として提示した。 資料によると、首相は、所信表明で自らの政治理念である「友愛の社会」の実現に向けた決意を表明。その上で、鳩山内閣の「政策の基本的な考え方」として、(1)無駄遣いの徹底的な排除(2)国民の生活と命を守る政策への転換(3)経済合理性に偏らない経済の実現(4)内容をともなった地域主権の実現(5)世界の「架け橋」のとなるような外交−の5項目を挙げた。 演説の「あり方」として「政治理念や、内政・外交の基本的な考え方を私自身の言葉で語り、国民に伝えることを最優先する」と強調。「個々の政策を横並びで羅列することはしない」として総花的な演説は避ける考えを示した。 このため、「目玉政策や臨時国会で扱う大きな案件については一言触れるつもりだが、詳細には踏み込