印刷 母親を山中に放置して死なせたとして、富山西署は12日、富山市八尾町杉田、会社員松井健太郎容疑者(24)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕し、発表した。 同署によると、松井容疑者は8日午後11時ごろ、車に同乗していた母親の尚子さん(49)を市内の山道におろして置き去りにし、道路脇の側溝で溺死(できし)させた疑いがある。松井容疑者は調べに対し「車内で親子関係などの話がこじれ、母が車をおりると言い出した」などと話しているという。 2人と同居する尚子さんの妹(42)から9日に「姉が帰らない」と届け出があり、同署が10日に市内の飲食店にいる松井容疑者を発見。「山道に置き去りにした」などと話したため、行方を捜索していた。 富山地方気象台によると、8日午後11時ごろの付近の気温は0.7度だった。