7日に行われた県内公立高校一般入試(後期選抜)の学力検査を受けた受験生や、問題を見た中学の教員から「難し過ぎる」との声が上がっている。特に数学の難易度が高いとの感想が目立つという。受験生の数学(100点満点)の平均点が前年度より20点近く下がったと明かす高校関係者もある。県教組は「問題が難し過ぎて、中学で学習意欲を失う生徒が出かねない」とし、15日、県教委に問題を難しくし過ぎないよう異例の申し入れを行う。 「数学が急に難しくなって、半分ちょっと解くのがやっとだった。ショックで入試翌日に学校を休んでしまった人もいた」。長野高校(長野市)を受験した長野市の中3男子(15)は過去の問題と照らし、今回の入試をこう振り返る。 同じ中学から同校を受験したのは15人ほど。その生徒たちは普段の中学の定期テストでは大半が、5教科(国語、数学、社会、理科、英語の計500点満点)で400点以上を取るが、今回