2013年、日本でもっとも人口減が激しい都市と名指しされた神奈川県の横須賀市。品川から1時間弱という通勤圏にありながら、人口流出の止まらない40万人都市でいったいなにが起こっているのか? 横須賀市の吉田雄人市長に聞いた。 異国情緒あふれた横須賀で起こっていること 品川駅で京浜急行に乗り、横浜を過ぎると、トンネルが増えてくる。品川から45分程度で、うたた寝をする間もなくたどり着いたのは横須賀中央駅。神奈川県の三浦半島の中央にある横須賀市の中心である。イメージしていたよりも、東京からかなり近いのに驚く。 チェーン店が立ち並ぶ横須賀中央駅の周辺は賑やかで、市役所へ向かう道すがらには大きな商店街や横須賀名物である「よこすか海軍カレー」の店が軒を連ねる。駅の周りには高層マンションもいくつか立っている。筆者が中高生のときに過ごした平塚や藤沢など、神奈川にある中堅都市とまったく同じだ。駅から15分くらい
![吉田雄人市長に聞いた「横須賀で今なにが起こっているのか?」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19768c5e8bb9be950c10866b552af8447f21a0fa/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2016%2F05%2F16%2F506071%2Fl%2F5b0ded09502eec2f.jpg%3F20200122)