漫画家の西原理恵子さんが、著書『女の子が生きていくときに、覚えておいてほしいこと』のなかで、こんな話をされていました。 六本木にある外資系のステーキレストランに行ったら、受付からボーイまで全員美男美女。しかも、お客も外国人が多いから、全員英語が話せるんです。 東京って、美男美女で英語もしゃべれて、やっとこういう店で時給1500円くらい稼げるんだと思ったら、もうやんなっちゃう、どうしようって、泣けてきた。 今って、頑張ったことに対する対価があまりにも安いですよね。いくら才能があっても、対価が安いんじゃやる気がでない。そう言いたくなるのもわかる気がします。 確かになあ、見た目がよくて、英語ができて(といっても、通訳とか翻訳家レベルではないのかもしれませんが)、それでも時給1500円。 働いている人たちは、こういう高級店で働けることをステータスだと考えていて、英語を勉強していてよかった、と満足し