ディズニーランドのキャストは給料が安いのに何故、人気があるのかとか、TVのADは薄給で長時間労働なのに何故、人気があるのか、という話があるが、書店員も似たようなところがあるのかもしれない。 ひとつの本屋で起きたこと。によると、立教大学内にある丸善キャンパスショップ池袋店で働く新人と10年勤続のベテランアルバイトの給料はどちらも東京都の最低賃金だという。それでもやりがいをもってやっていたのかもしれないが、本部が現場を無視してリニューアルを強行して職場環境が悪化、店員が全員やめてしまったという。 4月上旬からはじまる、大学内書店の1年の売上の大部分を占める絶対に失敗できない繁忙期・教科書販売の時期に、本部がリニューアルを強行。その結果、店の面積が半分になり、さらに本部の『洋書がいっぱいあった方がかっこいい』で洋書の棚だけは増設。教科書や毎年かなり売れる簿記のフェアを置くはずだったイベントフェア