「いじめはいけない」 と聞いて、「いや、別にそんなことないよ」という人はまずいません。仮にそう思っていたとしても、そんなことを言ったら社会から吊し上げられてしまうからです。事実上いじめを容認しているような人ですら、「いじめは許されるべきですか? 許されるべきではありませんか?」と聞かれたら、まず大抵、「許されるべきではありません」と答えます。 世の中にはこうした「反対しにくいスローガン」がたくさんあります。 「人類皆兄弟」、「人間の命は何よりも尊い」、「命の重さはみな同じ」、「ルックスや性別や肌の色で差別すべきではない」...。 ちょっと考えるだけで、いくらでも思い付きます。他にもきっと色々とあると思うのですね。 これらのスローガンは錦の御旗のようなもので、基本的に無敵です。ちょっとでも反論しようものなら凶賊のレッテルを貼られ、物凄いバッシングを受けます。そのくらいならまだいい方で、キャリ