イスラム過激派組織「イスラム国」から押収した兵器の数々。モスルの南東約16キロのカラコシュで(2016年11月26日撮影)。(c)AFP/THOMAS COEX 【12月15日 AFP】(更新)武器や弾薬を大量に製造する工場や車両爆弾を製造するためのベルトコンベヤーと化した街の一角──。イラク軍によるモスル(Mosul)周辺への進攻で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が展開する兵器製造の規模が少しずつ明らかになっている。 イラク国内の一部地域を掌握してから2年あまり、ISは多岐にわたる高度に組織化されたシステムを構築した。ISのシステムについて専門家らは、他の武装勢力では類を見ないレベルにあると指摘する。 イラクやシリアの掌握地域で激しい戦闘を繰り広げるISを後方から支え、その脅威を増幅させているのはその兵器製造能力だ。こうした能力に関する最新情報は、ISによる攻撃や計画に対応する