12月2日から放送が始まった、NHKのドラマ「パラレル東京」が評判だ。内閣府が公表した首都直下地震の被害想定に基づき、ビルの倒壊、群集雪崩、大規模停電、火災旋風、物資不足などが描かれる。 第4話にあたる12月5日のテーマは東京東部の堤防決壊。日本列島各地に甚大な被害をもたらした10月の台風19号で、長野車両基地に留置された10編成もの北陸新幹線車両が半ば水没してしまった光景は、多くの人の脳裏に焼き付いたことだろう。 その台風襲来の当日、ネット上では、こんな言葉が飛び交っていた。 「さすが昭和戦前生まれ、日本最古の地下鉄東京メトロ銀座線。ほかの地下鉄が運休しているのに銀座線は動いている!」 確かに10月12日、首都圏での地上のJR路線、私鉄が全面運休、それに多くの地下鉄路線(区間)が運休となっても、銀座線は動いていた。「こんな暴雨風の中でも地下鉄は動いている」と驚いた方も多いだろう。 だが事