地下にできた空洞が土砂を引き込む 11月2日、東京都武蔵野市吉祥寺本町二丁目の市道が、長さ約10メートル、幅約2メートル、深さ4~5メートルにおよんで陥没した。 事故原因について、同市のWEBサイト内の「吉祥寺本町二丁目4番1号先(市所有認定外道路)の道路陥没について(令和3年11月4日更新)」には「隣接工事(民間工事業者)との因果関係について現在調査中」と記されている。 一般的に道路陥没は、以下のようなメカニズムで発生することが多い。 ①「何かの要因」で地下に空洞ができる ↓ ②それが水(地下水や降雨)で削られて大きくなる ↓ ③空洞が地表近くまで広がり、そこに土砂が流れ込む ①「何らかの要因」で地下に空洞ができる これには自然由来のものもあれば、人工的なものもある。 自然由来のものは、たとえば、地質や地盤に関係するもの、地下水の流れ、パイピング現象(豪雨時などに土壌に水が染み込み、地下