警察の内部事情に詳しい人物が関係者の証言から得た、警官の日常や刑事の捜査活動などにおける驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、お祭りの屋台が国際色豊かになってきている背景を、元暴力団組長の話から解き明かす。 * * * ここ数年、夏祭りの景色が変化していることに気付いてはいた。立ち並ぶ屋台が国際色豊かになってきているのだ。プルコギ、チャプチェ、チヂミにホットク、大連餃子に焼小龍包、トルコアイスにケバブ…。外国人観光客の増加に伴ってということかと思っていたら、その内情はどうやら違うらしい。 「暴排条例が日本の文化を損ねているんだよ」 追われる側の話も聞こうと、焼き肉を食べながら今は引退している元暴力団組長に取材している最中、こんな言葉が元組長の口から飛び出てきた。興味があるので、それはどういうことなのか?と突っ込んで聞いてみた。 「それは屋台、テキ屋のことだよ」 暴力団排除条例の施行で、その
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