「ジャジャジャジャーン」というフレーズで誰もが知っているベートーベンの「運命」が、ポップなアニメーションになった「Beethoven 5th Symphony」。これはただのアニメーションではなく、USのStephen Malinowski(ステファン・マリノウスキ)が開発したMusic Animation Machine(ミュージック・アニメーション・マシーン、以下MAM)という名のビジュアライザーだ。譜面上の音符をカラフルなバーで置き換え、譜面が読めない人でも難しい曲を演奏できるという効果がある。実はこのMAM、1970年代からの歴史を持つ音楽プロジェクトなのだ。 ■譜面の上で音符が踊りだす 開発者のステファンは元々ピアノ演奏者。記号ばかりで難解な従来の譜面にフラストレーションを感じ、わかりやすい譜面を開発しようと思い立った。「音符をカラフルに塗る」などさまざまな試行錯誤を経た後、よう