「クルアーン」は、イスラム教(イスラームと書かなければダメですか?)や中東の研究者がそのように表記している印象があります。 学校の教科書では、2013年発行の『小説世界史B(山川出版社)』には「コーラン」と表記されていました。ただし、マホメットは「ムハンマド」表記、イスラムは「イスラーム」表記でした。ちなみに表記の話で言えば、アメリカのルーズベルト大統領(セオドア、フランクリン両方)は「ローズヴェルト」表記です。ローマのシーザーは「カエサル」です。 今回の話に限らず、外国語の転写は表記が揺れ動きますね。「カソリック」か「カトリック」か、「ウォッカ」か「ウォトカ」か、「ロサンゼルス」か「ロスアンジェルス」か。いち素人としては、どれが正解でもいいからなるべく統一してほしいと思います。 それから慣習的に呼び習わされている呼称は、下手に変えてほしくないという思いもあります。朝日新聞や子供向けの本に