独南部レンゲンバング近郊で、ビーバーにかじられたカバノキ(2013年4月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/KARL-JOSEF HILDENBRAND 【11月15日 AFP】アルゼンチン当局は14日、ビーバーによって巨木がかじり倒され、南部の森林地帯に壊滅的な被害が広がっていることを受け、ビーバー10万匹を駆除するとの方針を明らかにした。 ビーバーによる被害に見舞われているのは、南端部に位置し「世界の果て」として知られるティエラデルフエゴ(Tierra del Fuego)州。 地元の環境保護局の責任者エリオ・クルト(Erio Curto)氏は報道陣に対し、「ビーバーは細い木なら数時間で、太い木なら数日間で倒してしまう。私たちが問題にしているのは樹齢100~150年の木々で、(倒れたら)再び成長することはない」と説明。「ビーバーが川岸の木々を倒し、川から水があふれて氾濫を引き起こしてい