■積極打撃でチームに勢い 会心の一発だった。DeNAの宮崎が0―0の五回に今シリーズ2号ソロを左翼席上段に放り込んだ。「バッテリーが頑張っていたので、何とか先制点をと思っていた」と同じ佐賀県出身の後輩で先発の濵口を援護した。 1ボールからの2球目だった。
球史に名を刻もうかという快投だった。DeNAのドラフト1位ルーキー濵口が日本シリーズ歴代2位に並ぶ八回1死まで無安打。負ければシーズンが終わる苦境で球団初の新人のシリーズ先発を任され、八回途中2安打無失点で勝利を挙げた。「持っている力を全力でぶつけていこうと投げた」と喜んだ。
「Día de Muertos」、ラテンアメリカの国々で行なわれる「死者の日」(The Day of the Dead)。ハロウィンの翌日から2日間、人々は死者の仮装で着飾り、巨大な骸骨がメキシコシティ街を練り歩く。死者の魂が地上を訪れる伝統的なお祭り...と言われてもなんの違和感もなく信じてしまいそうだが、これはあくまでも映画の中の話。 2015年公開のボンド映画『007 スペクター』の序盤シーンだ。 映画の中で骸骨のマスクを身に着けたジェームズ・ボンドは、パレードの人々に紛れ込み、標的を追う。その後、大爆発が起きたり、ボンドらが乗ったヘリコプターがパレードの列に突っ込みそうになったりするところが映画のひとつの見どころとなっている。 だが実際には、メキシコシティでパレードが行なわれたことはない。少なくともこれまではなかった。しかし今年は違った。 なんと映画にインスパイアされ、死者の日にパ
長崎県出身の日系イギリス人小説家であるカズオ・イシグロ氏は、長編小説『日の名残り』で今年のノーベル文学賞を受賞した。ほかの主な著作では、『わたしを離さないで』『忘れられた巨人』などがあり、いずれも早川書房から出版されている。 イシグロ氏の作品に関して、日本国内での独占販売権を得ている早川書房の山口晶執行役員編集本部本部長兼企画室室長にイシグロ氏の作品の魅力やその人柄、さらには同社のビジネスモデルについて話をうかがった。 ――まずイシグロ氏の人柄について教えてください。 山口晶氏(以下、山口) 大変、謙虚な方です。販売促進のため訪日された際、私もインタビューの取材の仲介をし、多忙なスケジュールになり、ご本人が一番大変であるにもかかわらず、むしろ私たちのことを気づかっていただき、恐縮な思いもありました。人間味があり、優しさが込められ、編集者として感謝に堪えません。インタビューの際は、基本は英語
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